美術

『20世紀の美術』 監修:末永照和 発行:美術新聞社

カラー版 20世紀の美術作者: 末永照和,林洋子,中村英樹,堀元彰,早見堯,近藤幸夫,嶋崎吉信出版社/メーカー: 美術出版社発売日: 2000/05/16メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 29回この商品を含むブログ (11件) を見る●ジョルジョ・デ・キリコ「王の不機嫌」…

『デ・キリコ展』 表紙デザイン:原 弘 制作:美術出版デザインセンター 発行:毎日新聞社

デ・キリコによるデ・キリコ展 (1973年)作者: 神奈川県立近代美術館出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 1973メディア: ?この商品を含むブログ (1件) を見る1973年から74年に開催された「デ・キリコによるデ・キリコ展」の図録である。作者自選であり…

『西洋美術史』??「現代?」 高階秀爾 美術出版社

??現代? ??a建築――ポストモダンへ向って シドニーのオペラハウスは良くも悪くも現代建築の豊かな混沌を象徴した存在。 「形態は機能に従う」というのが機能主義の理念であったが、 新しい動向は、「形態は機能を表現する」あるいは「機能を生み出す」、さら…

『西洋美術史』?「現代?」 高階秀爾 美術出版社

?現代??a世紀末から20世紀へ 1900年という世紀の変り目の年をはさんで、第一次世界大戦の幕が切って落とされるまでのほぼ四半世紀を、 フランスでは「ベル・エポック」(良き時代)と呼ぶ。 「アール・ヌーヴォー」(新しい芸術)。 「ユーゲントシュティル」(…

『西洋美術史』?「近代?印象主義・象徴主義・後期印象主義」 高階秀爾 美術出版社

?近代?印象主義・象徴主義・後期印象主義?a技術と進歩の時代の芸術 万国博覧会が始まった時代だぞなもし。 ?b建築と都市 折衷主義。 快楽主義的。 機能主義。 アール・ヌーヴォー。?c彫刻 とくになし。?d絵画 写実主義から印象主義へ 印象派 エドゥアール…

『西洋美術史』?「近代?新古典主義・ロマン主義・写実主義」 高階秀爾 美術出版社

?a市民社会の芸術 新古典主義 古典古代ギリシア・ローマ>の美術を自分達の美術の規範にしようという運動。 ロマン主義 主観的な激情に溢れ、社会的矛盾をリアリスティックに糾弾する運動。 世界征服を目指したナポちゃんへの怒りが原因でもある。 普遍的な…

『西洋美術史』?「バロック美術ロココ美術」 高階秀爾 美術出版社

?バロック美術ロココ美術?a17世紀の美術 「バロック」の語源は「歪んだ真珠」「規範からの逸脱」を意味するポルトガル語。 否定的な意味で17世紀の美術、ことに建築に適用された。 現在では「バロック」は価値判断から独立した様式概念となっているばかりか…

『西洋美術史』?「イタリア盛期ルネサンス美術マニエリスム北方ルネサンス美術 」 高階秀爾 美術出版社

?aイタリア盛期ルネサンス美術 巨匠たちの芸術 ヴァザーリはレオナルド・ダ・ヴィンチを新しい様式の創始者と見做し、「芸術家列伝」の第三部をレオナルドの伝記で始めている。 ルネサンスの芸術家には多方面で活躍する者が珍しくなく、ヴェロッキオも彫刻…

『西洋美術史』?「イタリア初期ルネサンス美術15世紀の北方美術」 高階秀爾 美術出版社

?イタリア初期ルネサンス美術15世紀の北方美術 ?aイタリア初期ルネサンス美術 ルネサンスは「再生」を意味するイタリア語リナシタから派生した呼称。 「古典古代文化の復興」。 「人間性の回復」。 「意志さえあれば人間は何事もなし得る」。 イタリアに…

『西洋美術史』?「中世?ロマネスク美術ゴシック美術」 高階秀爾 美術出版社

?中世?ロマネスク美術ゴシック美術?aロマネスク美術 11世紀後半から12世紀。 修道院が学問や美術の中心。 巡礼路聖堂 重厚な石壁と暗い内部空間を特徴とする。 「枠組の法則」 ロマネスク美術特有の精神的な強度をその生き生きとした表現のなかに溢れさ…

『西洋美術史』?「中世?初期キリスト教美術・ビザンティン美術」 高階秀爾 美術出版社

?中世?初期キリスト教美術・ビザンティン美術・初期中世美術?a初期キリスト教美術 キリスト教の誕生から5世紀後半にかけて生み出された東西キリスト教美術全体を指す。 高価なプロトタイプのモザイクロボは、安価な量産タイプのフレスコ画ロボに取って代わ…

『西洋美術史』?「ギリシア美術とローマ美術」 高階秀爾 美術出版社

?ギリシア美術とローマ美術 古代美術史家の蒼き巨星はフルトヴェングラー(1853〜1907)。 グフでガンダムに挑むもアムロに撃破される。?aクレタ美術とミュケナイ美術 エヴァンズのクノッソス発掘。 ミュケナイ美術はクレタ美術を受容しながら発展…

『西洋美術史』?「原始美術と古代オリエント美術」 高階秀爾 美術出版社

増補新装 カラー版 西洋美術史作者: 高階秀爾出版社/メーカー: 美術出版社発売日: 2002/12/10メディア: 単行本購入: 13人 クリック: 102回この商品を含むブログ (25件) を見る学生の参考書みたいなもんだから、この本に紹介されている絵から、 心を癒される…

『素人のための美術入門 』 室伏哲郎 JICC

素人のための美術入門作者: 室伏哲郎出版社/メーカー: JICC出版局発売日: 1990/10メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る収穫はゲームのシナリオに実在人物甲賀正治を参戦可能な知識をGET出来たことか。ギャラリーフェイクなら…

「エミール・ノルデ」編集:木村理恵子

エミール・ノルデ展 (1981年)出版社/メーカー: 東京新聞発売日: 1981メディア: ?この商品を含むブログ (2件) を見る2004年に行われたエミール・ノルデ展の図録である。ノルデの名セリフを書いておく。「私は、自分が描きたいものではなく、描かなければ…

『近代絵画史−ゴヤからモンドリアンまで−㊤㊦』 高階秀爾 中公新書

近代絵画史―ゴヤからモンドリアンまで (上) (中公新書 (385))作者: 高階秀爾出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 1975/02/25メディア: 新書 クリック: 9回この商品を含むブログ (17件) を見る近代絵画史―ゴヤからモンドリアンまで (下) (中公新書 (386))作…

『名画を見る眼』 高階秀爾 岩波新書

名画を見る眼 (岩波新書)作者: 高階秀爾出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1969/10/20メディア: 新書購入: 4人 クリック: 27回この商品を含むブログ (38件) を見る●ファン・アイク「アルノルフィニ夫妻の肖像」描かれた15世紀では、革命的だったが、現代で…

「レオン・スピリアールト」編集:福満葉子

Leon Spilliaert: Life and Work作者: Norbet Hostyn出版社/メーカー: Stichting Kunstboek発売日: 2007/10/21メディア: ペーパーバック クリック: 2回この商品を含むブログ (10件) を見る2003年に行われたレオン・スピリアールト展の図録である。絵の感…

芸術新潮1989年5月号・特集ルドンの妖しさ

ルドンの芸術の素晴らしさを語るには、ルドンの以下の言葉を紹介すれば事足りるだろう。 印象派にとって人間とは、その肉体の美しさや衣装の絵画的な面以上に興味をひくものではないのだから、当然、印象派の描く人物には、精神的生命が欠けている。画家が、…

『西洋美術の歴史』 H・W・ジャンソン+アンソニー・F・ジャンソン 木村重信+藤田治彦訳 創元社

西洋美術の歴史作者: H.W.ジャンソン,アンソニー・F.ジャンソン,木村重信,藤田治彦出版社/メーカー: 創元社発売日: 2001/05/20メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (9件) を見るゴヤ以前の美術は感動出来ない事は判っているので、…

アサヒグラフ別冊美術特集西洋編3・ゴヤ

●本文 1人間の根源をつかんだ巨人の野望(大高保二郎)感動的な伝記だが、単純な判りやすいゴッホの人生も比較に出して、成長し続けた遅咲きの天才のゴヤの人間としての問題意識の素晴らしさも訴えていてビバである。2画家の眼・ゴヤの眼(飯田善国) 対象…

「セザンヌ・りんごで起こした革命」世界美術館紀行オルセー美術館④

また、古いネタを思い出したので今更ながら書く。オルセー美術館というと印象派ばかり展示してる世界一知的レベルの低い美術館というイメージを持っていたが、一番奥の最重要な箇所に展示されている真打はセザンヌで、少しは見直した。印象派に汚染されたが…

「梅原龍三郎・ルノワール伝説の真実」新日曜美術館

ゲスト解説者は高階秀爾大先生である。ルノワールと梅原龍三郎を解説するのに、高階秀爾大先生を呼びつけるとは、NHKって贅沢すぎる。牛刀でミジンコを裂くようなもんwで、フランス留学中にルノワールに弟子入りした梅原龍三郎には、以下のような伝説があっ…

世界美術館紀行プラド美術館①巨匠ゴヤの光と影

2003年11月22日(土)世界美術館紀行プラド美術館①巨匠ゴヤの光と影 これもあぷ忘れていた。冒頭で現代美術の魁と明言しているのは良いが、選定作品と石澤さんの突っ込みが甘く、ゴヤの素晴らしさが充分に伝わってない。ゴヤ一人で、ジョルジョーネ マネ ルサ…

「魔女」ゴヤが見た闇の世界・新日曜美術館

2006年4月30日放送ゲスト解説者は、森村泰昌氏と大高保二郎先生であった。フェルメール程度の並みの巨匠なら森村氏一人で十分だが、並みの巨匠の25倍の能力を持つ、19世紀の大巨人、知的レベルの低い中世芸術から脱皮し、近代芸術の開祖となった世界で唯一人…

『踏みはずす美術史−私がモナ・リザになったわけ−』 森村泰昌 講談社現代新書

踏みはずす美術史 (講談社現代新書)作者: 森村泰昌出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/05/20メディア: 新書 クリック: 15回この商品を含むブログ (35件) を見る既成概念を外しすぎて付いていけない人も出そうだが、普通の美術史を学ぼうとして挫折する初心…

『時を駆ける美術』 森村泰昌 光文社知恵の森文庫

時を駆ける美術 (知恵の森文庫)作者: 森村泰昌出版社/メーカー: 光文社発売日: 2005/07/05メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (13件) を見る本書のベストセリフ森村泰昌「『アテネの学堂』では、美術が唯我独尊状態にはなっていない。 哲学、…

『「まあ、ええがな」のこころ』 森村泰昌 淡交社

「まあ、ええがな」のこころ作者: 森村泰昌出版社/メーカー: 淡交社発売日: 2001/05/01メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (12件) を見る本書のベストセリフ「読書を通じて人びとが本に求めてきたのは、簡便な知識のカタログだけだったのだ…

2004年6月6日(日)新日曜美術館「フェルメール画家のアトリエ再現:森村泰昌」

元ネタが金持ちのボンボンのフェルメールが遊びで描いた作品なので、森村氏が三次元化しても訴求性が薄れるのはしゃあない(藁フェルメールが絵が上手い事は理解出来たが、上手いだけの画家なんていくらでもいるじゃん!三次元化にあたって、森村氏ならでは…

『怖い絵』 中野京子 朝日出版社

怖い絵作者: 中野京子出版社/メーカー: 朝日出版社発売日: 2007/07/18メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 16人 クリック: 188回この商品を含むブログ (141件) を見る怖い絵には殺人等の犯罪現場を描いたものがあるが、某作品は犯罪を助長するおそれがあ…