『近代絵画史−ゴヤからモンドリアンまで−㊤㊦』 高階秀爾 中公新書
近代絵画史―ゴヤからモンドリアンまで (上) (中公新書 (385))
- 作者: 高階秀爾
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1975/02/25
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近代絵画史―ゴヤからモンドリアンまで (下) (中公新書 (386))
- 作者: 高階秀爾
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1975/02/25
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近代絵画はゴヤから始まったのである。
TVCMが、近代絵画の父セザンヌなどというふざけたことを抜かしていたが、
高階大先生によれば、セザンヌは20世紀美術の父である。
印象派に洗脳されかかったが、セザンヌとゴーギャンは、色彩効果のみに囚われず、
新しい形態を追求した。
光の効果の再現にしか興味が無い印象派の知的レベルの低さを、
この本読めば理解出来ます。
印象派と訣別したセザンヌとゴーギャンは近代絵画と言っていいが、
モネは実は中世思考というか、表現方法が新しいだけで、
その心や知性は古代人と同一である。
絵に深遠な魂の感動が篭ってない印象派の絵画に感動する奴らは、
象や猿の描いた絵でも感動出来るであろう(藁