美術

ゴヤ展22日(土)〜2012年1月29日(日)国立西洋美術館

http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/goya2011.htmlさあて、何日に行こうかな。休館日 月曜日(*ただし、1月2日、9日は開館)、12月28日(水)−1月1日(日)、1月10日(火)2011年12月10日(土)14:00−15:30 「二つの時代を生きた画家ゴヤ:その芸術と人間…

『絵画で読む聖書』 中丸明 新潮文庫

本書のベストセリフ『イエスは人びとに祈りを教え、病気を癒しはしたが、彼自身の手で洗礼を施すことはしなかった。つまり、洗礼を授けるということは、「施し」の行為である。相手より一段高いところに立った行為で、優越感を覚える行為である。イエスは、…

『名画謎解きミステリー』 夢プロジェクト 河出夢文庫

ダビンチコードのベストセラーに乗っかって企画された本であることが丸判りだが、巻末の参考文献の数は百を越え、有名な美術ネタは網羅されているお値打ちな本だとは言えるだろう。雑学本とは思えない鋭い分析には、ちゃんと高階秀爾 大先生の説だと文中にも…

『芸術のパトロンたち』 高階秀爾 岩波新書

パトロンたちと芸術家たちの様々なエピソードを羅列しただけの本ではない。社会史(文学家の話題もあります)学的に、美術の歴史に則って語られる芸術論である。世界一有名な芸術ネタの本は、ヴァザーリの「芸術家列伝」だと思うが、我らの高階秀爾 大先生は、…

『フリーダ』 アスミック

2003年11月8日(土)名古屋駅前シルバー劇場 で「フリーダ」を観た。(1600円)美術館の半券で200円割引された、ラッキ!先に映画を観て、映画の半券を美術館で提示しても200円引きになる連動システムを採用してたらしい。で、内容は、美術館には展…

『絵の言葉』 小松左京  高階秀爾  講談社学術文庫

初心者向けの入門書である。対談形式なので超初心者でもサクサク読めます。

『ピカソ―剽窃の論理』  高階秀爾  ちくま学芸文庫

既成概念に囚われない、独創性溢れる、自由奔放な天才画家! と一般に思われているパブロ・ルイス・ピカソが、剽窃の論理でしか絵が描けなかった、 薄汚い盗作野郎であると、豊富な元ネタを提示して証明した、 美術史学上に残る会心の一作。

2011年9月6日〜『夢見る世紀末 ルドンとその周辺』

『夢見る世紀末 ルドンとその周辺』 浜松市美術館 2011年9月6日〜10月10日 美術館「えき」KYOTO 2011年10月15日〜11月13日 三菱一号館美術館 2012年1月17日〜3月4日5/29の日曜にブログ更新してなかったのに、いつもより100も多くカウンタが回っており、調べ…

日曜美術館『夢のルドン 傑作10選!! 魂への祈り』

2011/5/29放送 ゲスト 田中泯(舞踊家) 山本敦子(岐阜県美術館学芸部長) VTRゲスト 松坂慶子(女優) 水木しげる(漫画家)

徳島県鳴門市大塚国際美術館

入館料3150円 音声ガイド500円 1000点全部観るには、一作に2秒しかかけられない計算になるが、 絵と絵の間を歩く時間も考えれば、1秒か?(藁。 事実上一日で全部普通に鑑賞するのは不可能なので、好きな作家だけ観て来た。 ゴヤの家に直行しよ…

三重県美術館「エミール・ノルデ展」

エミール・ノルデ展 (1981年)出版社/メーカー: 東京新聞発売日: 1981メディア: ?この商品を含むブログ (2件) を見る三重県美術館で「エミール・ノルデ展」(1000円)を見た。●海と薄紫色の雲 色彩と幻想の画家ノルデの絵は、写真では代用出来ない芸術である。 …

愛知県芸術文化センター第35回日展東海展

主流派保守派の無難に綺麗で上手なだけの絵が入選する日展に期待した私が馬鹿でした。 作者の魂の感動が伝わってこない似非芸術品の群れでした(藁 いくらなんでも、日展作品にひとつも感動出来ないのはマズイだろと、 東海展で展示されなかった作品も載って…

名古屋市美術館「フリーダ・カーロとその時代」展

友人B氏と会う約束があり、駅で待ち合わせ。 駐車料金(100円) 私の車でガストへ。(食事代924円:B氏はランチタイム、私は食後のコーヒータイムである) 「坂本竜馬はクソだ!」 「高杉晋作マンセー!」 などと楽しい会話して、車をB氏の家の駐車…

愛知県美術館「レオン・スピリアールト展」

愛知県芸術文化センター10F愛知県美術館にて「レオン・スピリアールト展」(1100円)を見る。 音声ガイドキットレンタル料(500円)。 派手な油彩は一枚も無い! レオン・スピリアールトがマイナーなのは、納得出来てしまいますね。(するなよ藁●1902年2…

第46回新象展

愛知県芸術文化センター8FギャラリーABCD室にて「第46回新象展」(700円)を観る。 展覧会名から私の嫌いな抽象主義が多いと予測されるが、 やっぱ、抽象主義がほとんどだったが、 一応8作品心に残った。●ウルトラQ マンモスフラワー ●ウルトラQ バ…

名古屋市美術館名品コレクション展Ⅳ

●兄弟(虐殺Ⅰ):森村泰昌 ゴヤの「1808年5月3日」のパクリ。 「1808年5月3日」のカラー写真の中にCG合成で森村自身が登場している。 湾岸戦争への批判だということであるが、 ゴヤには全ての感動があるのだから、森村みたいにゴヤのパクリを…

名古屋市美術館現代美術のポジション2003―吹きぬける新風

心に隙間風が吹き抜けました(藁。 素材で奇を衒ったワケワカラン芸術であり、もはや美術ではありません。 芸術というよりは美術ネタのギャグ作品としか思えん。 ギャグとして観るのなら、 笑わせようと努力している加藤万也の一発ギャグ作品群は、それなり…

再興第87回院展名古屋展

地下1Fから芸術文化センターに入る。 地下1Fにアートプラザという展覧会の情報コーナーがあったので入る。 日本のみならず、世界で行われている(行われた)展覧会の情報がGET出来る。 芸術ビデオも無料で視聴出来るみたいだが、 展覧会の図録も閲覧…

2002年11月3日(日)岐阜県美術館オディロン・ルドン展

宗教や神話や文学に題を取った、神秘的な絵が多い。 ルドンてややマイナーだよな。 高階秀爾先生の「西洋美術史」には、「キュクロプス」しか紹介されてないw 多摩美術大学の本江先生の講演も聴いたが、 事故で下ネタが発生してしまい苦笑…。 ルドンのCD−…

『西洋絵画300選』 監修:青柳正規(東大)

+長塚安司(東海大)+若桑みどり(千葉大)+神吉敬三(上智大)+大高保ニ郎(上智大)+千足伸行(成城大)+木島俊介(共立女子大) 編集:大塚国際美術館+NHK文化センター+有光出版 協力:ミケランジェロ・ビアチェンティーニ+古城容子+大塚不…

『レオノーラ・キャリントン展』 監修:野中雅代

レオノーラ・キャリントン (フェミニズム・アート)作者: 野中雅代出版社/メーカー: 彩樹社発売日: 1997/10/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る1997年に行われたレオノーラ・キャリントン展の図録である。感動する絵が「…

『画家と自画像』 田中英道 講談社学術文庫

画家と自画像―描かれた西洋の精神 (講談社学術文庫)作者: 田中英道出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/03/01メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (6件) を見る少しは勉強になり、名セリフもあるにはあるが、 田中は、中世的思考と近代的思考…

『フィレンツェ−初期ルネサンス美術の運命−』 高階秀爾 中公新書

フィレンツェ―初期ルネサンス美術の運命 (中公新書 (118))作者: 高階秀爾出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 1966/11/01メディア: 新書購入: 2人 クリック: 12回この商品を含むブログ (11件) を見る副題にご注目いただきたい。 運命という題は不幸な運命…

『百頭女』 マックス・エルンスト 巌谷國士 訳 河出文庫

百頭女 (河出文庫)作者: マックスエルンスト,Max Ernst,巌谷国士出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 1996/03/04メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 45回この商品を含むブログ (54件) を見るシュルレアリスム小説かと思って買ったが、コラージュで構成され…

『フリーダ・カーロとその時代』 監修:野中雅代

2003年に行われたフリーダ・カーロとその時代展の図録である。この本に書かれている画家の紹介文は、カーロやイスキエルドの苦悩が伝わってくる名文である。女性画家は、全能の神ゼウスになることを許されない。よくて、男をインスパイアする芸術の女神…

『続名画を見る眼』 高階秀爾 岩波新書

続 名画を見る眼 (岩波新書 青版 E-65)作者: 高階秀爾出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1971/05/20メディア: 新書購入: 2人 クリック: 12回この商品を含むブログ (23件) を見る●モネ「パラソルをさす女」 光の効果に拘る印象主義を突き詰めると、 「睡蓮」…

『西洋絵画史』 諸川春樹 美術出版社

西洋絵画史入門作者: 諸川春樹,利倉隆出版社/メーカー: 美術出版社発売日: 1998/01/16メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見る●ドメニコ・ギルランダイオ「最後の晩餐」 ●ドメニコ・ギルランダイオ「ジョヴァンナ・トルナプオーニ…

週刊グレート・アーティスト16・ムンク

ムンクの素晴らしさを紹介するのに、ムンクが語った名文句を挙げる。「レオナルド・ダ・ヴィンチが人体解剖を学び、死体を切り裂いたように、私は魂を切り裂こう。」 魂が篭ってない絵画、魂に響かない絵画には、なんの意味もありませんよね。(藁「自然は手…

週刊グレート・アーティスト19・ルドン

ルドンの素晴らしさを紹介するのに、ルドンが語った名文句をまず挙げる。「印象主義の画家は外面の理想にこだわりすぎる。」「印象主義のような狭い領域にとどまる人たちは、たいした目標はもっていない。」オディロン・ルドンはクロード・モネと同じ年にフ…

『美術手帖92年7月号特集バルセロナとスペイン美術』

スペイン美術目的で買った。 スペイン美術に強いのを当HPの売りにしたいので、 たいして感動しないスペイン人画家の情報もメモるが、 適当に流して下さい。(藁 ●森村泰昌:ポデゴン/鳥(立体) アントニオ・ピラドマの「死んだ鳥」の立体化。 スペイン・…