アイザック・アシモフ

『アシモフの科学者伝』 アイザック・アシモフ 小学館

アルキメデスからアインシュタインまで、人類の生活向上に貢献した発見発明者(科学者に加え技術者も含まれる)の伝記と、その業績とその時代背景を簡潔にユーモラスに描いた、世界一の科学解説者のアシモフの本領発揮の作品。 中学数学さえ解けない、小学校の…

『ミクロの決死圏』 アイザック・アシモフ

アシモフ原作ではなくて、映画をアシモフがノベライズしたが、 小説版の方が科学考証のツッコミが鋭くて納得出来る。ミクロ化されると相対性理論の世界に突入するという考証はさすがアシモフ大先生である。

『銀河帝国の興亡』 全三巻 アイザック・アシモフ  創元文庫

SFにおける科学とは自然科学がほとんどだが、 社会科学SFというジャンルを確立した傑作。 広大な領地を治めるには帝国制がマッチするのか? ということで、ローマ帝国みたいな銀河帝国が登場するが、 サイコヒストリー(心理歴史学)という概念を発見し…

『鋼鉄都市』 アイザック・アシモフ  福島正実訳 早川文庫

SFミステリというジャンルを確立した文学史上に残る傑作。 未来の地球人はドームに覆われた鋼鉄都市に住んでいた。 ドーム都市に住むことで人々は広所恐怖症になっていた。普通の人々にとってドームの外に出ることはとてつもない苦痛である。そして、人類史…

『聖者の行進』 アイザック・アシモフ  池央耿訳

THE BICENTENNIAL MAN AND OTHER STORIES ・男盛り ・女の直観 ・ウォータークラップ ・心にかけられたる者 ・天国の異邦人 ・マルチバックの生涯とその時代 ・篩い分け ・バイセンテニアルマン ・聖者の行進 ・前世紀の遺物 ・三百年祭事件 ・発想の誕生全…

『はだかの太陽』 アイザック・アシモフ 

THE NAKED SUN ヒエラルキーの頂点の二万人が人間で、それ以外の労働者はすべてロボットという惑星ソラリアで、 植民以来初めての殺人事件が発生した。 ドームに覆われた鋼鉄都市に住む地球人は広所恐怖症になったが、 ソラリア人は対人恐怖症になっていた。…

『ゴールド−黄金−』 アイザック・アシモフ 早川文庫

巨匠アシモフ最後のSF短編集である。 と言ってもまともな小説は、 「キャル」 「ゴールド−黄金−」 の2作だけで、残りは読む必要がないエッセイばかりだが、 「キャル」唯一つの為だけにも買う価値は十分あります。 「ゴールド−黄金−」にも共通して言える…

『ガニメデのクリスマス』 アイザック・アシモフ 浅倉久志 訳 ハヤカワ

「地球種族」 「金星の混血児たち」 「虚数量」 「遺伝」 「歴史」 「ガニメデのクリスマス」 「地下鉄の小男」 「新入生歓迎大会」 「スーパー・ニュートロン」 「決定的!」 「幽霊裁判」 「時猫」 一番面白かったのは「決定的!」である。

『神々自身』 アイザック・アシモフ 小尾芙佐 訳 ハヤカワ

本書はアシモフSFの最高傑作である。ファウンデーションもロボット工学ものも、論理的なSFの世界に展開されるミステリの面白さなのだ。言い切ってしまえば、本書はアシモフが書いた唯一のハードSFである。

『カリストの脅威』 アイザック・アシモフ 冬川 亘 訳 ハヤカワ

「カリストの脅威」 「太陽をめぐるリング」 「一攫千金」 「時の流れ」 「おそろしすぎて使えない武器」 「焔の修道士」 「混血児」 「秘密の感覚」 一番面白かったのは「時の流れ」である。

『ネメシス』 アイザック・アシモフ  田中 一江訳  ハヤカワ

頭のイカレタ時期のアシモフのクサレチンポ作品群を、 SF関係者は誰もケナさず、SF界ってのは、 なんて頭の固い保守反動主義者の集まりかと思っていたが、 大森望は本の雑誌で「ファウンデーションへの序曲」を読了できずに投げ捨てたと言ってました。 …

『ミクロの決死圏2―目的地は脳』 アイザック・アシモフ 浅倉 久志 訳 ハヤカワ

本書は映画のノヴェライゼーションであった前作に不満を持つアシモフが、映画会社の「2」の原案も、P・J・ファーマーが書いた「2」も無視し、虚栄心の固まりでデッチあげた、ハードSFパスティーシュパロディスラップスティックエピゴーネンである。

『木星買います』 アイザック・アシモフ

・ダーウィンの玉突き場 ・狩人の日 ・シャーギードG ・バトンバトン ・猿の指 ・エヴェレスト ・休止 ・望郷 ・それぞれが開拓者 ・空白! ・蜜蜂は気にかけない ・ばか者ども ・木星買います ・父の彫像 ・雨、雨、向うへ行け ・創健者 ・地獄への流刑 ・…

『ロボットの時代』 アイザック・アシモフ  小尾芙佐訳 ハヤカワ

ロボットの時代 〔決定版〕 アシモフのロボット傑作集 (ハヤカワ文庫 SF)作者: アイザック・アシモフ,小尾芙佐出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2004/08/06メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 14回この商品を含むブログ (44件) を見る・AL76号失踪す ・…

『わたしはロボット』 アイザック・アシモフ  伊藤 哲訳 創元文庫

われはロボット 〔決定版〕 アシモフのロボット傑作集 (ハヤカワ文庫 SF)作者: アイザック・アシモフ,小尾芙佐出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2004/08/06メディア: 文庫購入: 27人 クリック: 453回この商品を含むブログ (161件) を見る序章 (Instroductio…

『小悪魔アザゼル18の物語』 アシモフ  小梨 直 訳  新潮文庫

小悪魔アザゼル18の物語 (新潮文庫)作者: アイザックアシモフ,Isaac Asimov,小梨直出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1996/04メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (13件) を見る「身長二センチの悪魔」 「一夜の歌声」 「ケヴィンの笑顔」 「強…

『黒後家蜘蛛の会』 アイザック・アシモフ 創元推理文庫

黒後家蜘蛛の会 3 (創元推理文庫 167-3)作者: アイザック・アシモフ,池央耿出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1981/02/27メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (43件) を見る黒後家蜘蛛の会 (4) (創元推理文庫 (167‐5))作者: アイザ…