2011-06-18から1日間の記事一覧
本書は−−−気違い男、予言者のカール・グロガウアー、時間旅行者であり、ノイローゼにかかったなり損ないの精神病医であり、意味を探し求める人、マゾヒスト、死への願望と救世主コンプレックスを持つ人間であり、時代遅れの人物の二十世紀とその二千年前での…
卑怯で疑い深く気の小さい、ヒロイックファンタジー最強のヒーロー、エレコーゼの新たな試練は、並行世界に転移され、ウルリック・スカーソルの名で、自分と敵を探索する事だった。平和な地球に帰る事はできるのか?
「ブラス城年代記」に共通する思想を具現化した素晴らしい作品。現実逃避の手段としてSFを読んでる奴は読まない方がいい。
バーサーカーも登場するフライングバッファロー社のSFロールプレイングシミュレーションゲームを コンピュータネットワーク上でプレイしていたカール・タルタグリアは、 バーサーカー社の戦闘ロボットに襲われ現実世界で死亡した。 タルタグリアが演じてい…
社会学SF>文化人類学SF>民俗学SF>服飾芸術SF、と思わせて、「トリフィドの日」になってしまうのはちょっと興ざめした。異なる文化間には斥力が働く。社会学に相対性理論や素粒子論のような基本原則は存在するのか?
これはホーガンの弟ではなくてホーガン本人が書いたと思われる。仮想空間を作る為の知覚を騙す技術の作り方が、現代科学に基づいていて勉強になります。五感の内、もっとも再現するのが難しいのは臭覚だとか、雑学のネタとして参考になります。
「地球種族」 「金星の混血児たち」 「虚数量」 「遺伝」 「歴史」 「ガニメデのクリスマス」 「地下鉄の小男」 「新入生歓迎大会」 「スーパー・ニュートロン」 「決定的!」 「幽霊裁判」 「時猫」 一番面白かったのは「決定的!」である。
本書はアシモフSFの最高傑作である。ファウンデーションもロボット工学ものも、論理的なSFの世界に展開されるミステリの面白さなのだ。言い切ってしまえば、本書はアシモフが書いた唯一のハードSFである。
「カリストの脅威」 「太陽をめぐるリング」 「一攫千金」 「時の流れ」 「おそろしすぎて使えない武器」 「焔の修道士」 「混血児」 「秘密の感覚」 一番面白かったのは「時の流れ」である。
本書は数学的現実認識SF文学である。回転する双曲線が作る歪曲した弓状世界が逆転世界である。双曲線はx、y軸に無限に近づくが、けっして軸線に重なることはない。無限の回転半径を持つ世界が逆転世界である。無限の回転半径ということは、リム速度が光…
現代スペオペだと思うとラストの方でワイドスクリーンバロックだったと判る話。
「拠点」 「音」 「呪縛の村」 「野獣の地下牢」 「モンスター」 「地には平和を」 「消されし時を求めて」 「宇宙シーソー」 「果された期待」 みんな面白いけど「宇宙シーソー」は「イシャーの武器店」の原形です。あのラストはやっぱり長編でやるからこそ…
女性にとって恋人の第一条件は、見目麗しさだと理解出来ました。 知能も心も二の次なのだ。 外見が美しければ、ロボットでもいいそうです(藁
異星人ナイプの船は死にかけていた。だが、船の前方には、知的生命体が存在していると思われる太陽系があったのだ。ナイプは知力と体力の限りを費やして、その第三惑星に不時着した。知的生命体であるならば、他の知的生命体に協力するのは間違いない真理だ…