『小悪魔アザゼル18の物語』 アシモフ  小梨 直 訳  新潮文庫

小悪魔アザゼル18の物語 (新潮文庫)

小悪魔アザゼル18の物語 (新潮文庫)

「身長二センチの悪魔」

「一夜の歌声」

「ケヴィンの笑顔」

「強い者勝ち」

「謎の地響き」

「人類を救う男」

「主義の問題」

「酒は諸悪のもと」

「時は金なり」

「雪の中を」

「理の当然」

「旅の速さは世界一」

「見る人が見れば」

天と地と

「心のありよう」

「青春時代」

「ガラテア」

「空想飛行」


人の良い(悪魔の良い?)悪魔を騙して、願い事をかなえようとするのだが、

いつも裏目に出て、願い事をした人が不幸になるユーモア小噺集。

一番不幸なキャラは科学オタクでありながら、超科学の成果を宗教家に目撃されてしまい、

奇跡を顕正したと、聖人扱いされ、その宗教団体に付きまとわれ、

奇跡ではない、科学であると、何度説明しても理解されず、

(物事を理解する能力がない奴が宗教に騙されるのだから当然か・・・)

馬鹿の相手を真面目にするよりは、自分も馬鹿になったほうが楽だと、

科学を捨てて、宗教組織の一員になってしまった、

「空想飛行」のタクシーの運ちゃんであろう。

合掌、アーメン、アッラーアクバル、エコエコアザラク

アニマニマネママネシレシャリテ、怨敵退散!伊庭様勝利!

(ギャグを捻りすぎたか?)