ロバート・A・ハインライン

『異星の客』 R・A・ハインライン 井上一夫訳 創元文庫

SF界の「月長石」、ブックエンドなくても立つ文庫本、 数十年前は世界一長いSFであった。

『未知の地平線』 ロバート・A・ハインライン 早川文庫

遺伝子操作SFというサブジャンルを確立した傑作。 DNAは発見されていたが、二重螺旋構造は発見されてなかった時代に書かれた 先見の妙がある傑作。

『人形つかい』 ロバート・A・ハインライン 福島正実訳 早川文庫

侵略テーマの佳作。 ナメクジ状宇宙生物が人間に寄生して人間の体を乗っ取り人間を傀儡とする。

『悪徳なんかこわくない』 ロバート・A・ハインライン  矢野 徹訳 早川文庫

「悪徳なんかこわくない」は、老衰死が近づいたハインラインが、自分の妄想をノーテンキに書き散らした佳作。

『月は無慈悲な夜の女王』 ロバート・A・ハインライン 矢野徹 訳 早川文庫

ハインラインと言うと右翼SFの代表者みたいに扱われるが、革命戦争をテーマにした左翼SFの傑作が、本書である。地球の圧制に苦しむ月都市側が主人公である。

『魔法株式会社』 ロバート・A・ハインライン 早川文庫SF

表題作と「ウォルドゥ」が併録されている中編集。 ガンダムを論じた記事で知ったものだから、 私は「ウォルドゥ」をパワードスーツの開発物語だと思っていたが、 単純に、ただウォルドゥが「ウォルドゥ」を造るだけの話ではなかったので感動しました。

『失われた遺産』 R・A・ハインライン ハヤカワ

未来史シリーズ以外の中短編集である。 全体に現代を舞台としたファンタジー系の作品が多く、 主人公も小市民的な人物が多い。

『栄光の道』 R・A・ハインライン 矢野徹 訳 ハヤカワ

はっきり言ってしまえば、 ハインラインの作品でSFと言えるのは「夏への扉」だけであろう。 軍隊が存在するのが当然なアメリカに生まれた、 如何にもヤンキーヤンキーした作家の、 アメリカ的なSFもどきが、 アメリカでメジャーに成れたのは当たり前だ。…

『時の門』 ロバート・A・ハインライン 福島 正実 他訳 ハヤカワ

・大当りの年 ・時の門 ・コロンブスは馬鹿だ ・地球の脅威 ・血清空輸作戦 ・金魚鉢 ・夢魔計画どれもこれも面白くて、どれが一番と決められないので、 全部紹介してしまおう。

『輪廻の蛇』 R・A・ハインライン ハヤカワ

輪廻の蛇 (ハヤカワ文庫 SF 2)作者: ロバート A.ハインライン,矢野徹出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1982/09メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 18回この商品を含むブログ (8件) を見る時間ものには、ピンチの自分を救う為に過去や未来の自分を頼るパター…

『宇宙の戦士』 ロバート・A・ハインライン  矢野徹 訳 早川文庫

宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))作者: ロバート・A・ハインライン,矢野徹出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1979/09メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 184回この商品を含むブログ (130件) を見る戦争賛美SFとして物議を醸したが、ハインラインは古臭…

『夏への扉』 ロバート・A・ハインライン 福島正実訳 早川文庫

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)作者: ロバート・A.ハインライン,Robert A. Heinlein,福島正実出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/01/30メディア: 文庫購入: 44人 クリック: 160回この商品を含むブログ (99件) を見るハインラインの最高傑作にして、時間SF…