2011-06-20から1日間の記事一覧
ディレイニー版「フィネガンズ・ウェイク」である。 神話譚、オルフェウスもの。 タイトルの正式な意味は、 アインシュタイン曲線とゲーデル曲線の交点である。
並行世界テーマの「終局のエニグマ」である。 もちろん「発狂した宇宙」にはなりません。
女流作家で、しかも矢野徹訳なら、 きっと泣ける話に違いないと思って買った。 泣けましたね。あまりにもばかばかしくて、 涙がチョチョぎれましたね。
迷宮のアンドローラを探せ! イギリス全軍は行動を開始した。 だが軍は、アンドロメダからの通信情報によって建造された超コンピュータを破壊して逃亡した科学者の恥、 ジョン・フレミングを見つけたにすぎなかった。 アンドローラは島の迷宮の中で湖に落ち…
これはホーガン本人ではなくて、 ホーガンの弟が書いた単なるスパイアクションである。 SF文庫に入ってますが、 SFではありません。 ローダンの第三課や第五列ものにも劣る愚作である。 SF作家の書いたSFでないスパイアクションものと言うと、 日本…
シルヴァーバーグが書いたとは信じられない、 ザンスの水準も越えている、 絶妙のストーリー展開の、 うーん、巧いなぁ・・・ と唸りながら読んでしまう、 シルヴァーバーグの唯一の大傑作である。
未来史シリーズ以外の中短編集である。 全体に現代を舞台としたファンタジー系の作品が多く、 主人公も小市民的な人物が多い。
世界でただ一つの本物の異世界ファンタジーである。 異世界だと言ったところで、 この作品に比較すれば所詮地球の過去か未来でしょ。 あるいは別の惑星でしょ。 もしくはコンピュータ内の仮想空間でしょ。 となる。 物理定数を少し変えただけのハードSFの…
本書はヒロイック・ファンタジーの形を借りた純粋SF (あー古臭い言い方やね!)です。 人類とは何者か?どこから来て、どこへ行くのか? 地球の文明を、宇宙の秩序を、継ぐのは誰か?という話です。 リン・カーターがエンターティンメントにしては暗すぎ…
はっきり言ってしまえば、 ハインラインの作品でSFと言えるのは「夏への扉」だけであろう。 軍隊が存在するのが当然なアメリカに生まれた、 如何にもヤンキーヤンキーした作家の、 アメリカ的なSFもどきが、 アメリカでメジャーに成れたのは当たり前だ。…
異星人と終りなき宇宙戦争を戦っている人類は、 この戦争を終らせる者として、 その名もエンダー少年に究極の司令官養成プログラムを実行させた。 常に不利な状況を与えられるが、 エンダーは天才的才能を顕しシミュレーションウォーゲームに勝利し続ける。 …
女王様とお呼び!女神様とお呼び!オスカル様とお呼び! 愛〜それは〜甘く〜、愛〜それは〜せつなく〜、 と、男装の麗人の妹を引き連れて、少年は黄金のドラゴンを探す旅に出る。 並行世界の地球だが、現実世界の地球人とのハーフである少年は、 父が持ち込…