『悪徳なんかこわくない』 ロバート・A・ハインライン 矢野 徹訳 早川文庫
「悪徳なんかこわくない」は、
老衰死が近づいたハインラインが、
自分の妄想をノーテンキに書き散らした佳作。
楽天的なヤンキーの素晴しいSF世界が提示されます。
老衰死が近づいた老人が、
若い娘の体に脳移植して、
第二の人生を過ごすという物語。
男から女に生まれ変わって、
女としての出産も体験する素晴しいSF夢物語。
右翼の硬派の戦争賛美主義のハインラインと言われるが、
この作品以外にも男が女になり出産する話があるので、
実は戦争という破壊より、
出産という創造に憧れている平和主義者だったのかもしれない。
悪徳なんかこわくない 上 (ハヤカワ文庫 SF ハ 1-6)
- 作者: ロバート A.ハインライン,矢野徹
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1977/09
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悪徳なんかこわくない 下 (ハヤカワ文庫 SF ハ 1-7)
- 作者: ロバート A.ハインライン,矢野徹
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1977/11
- メディア: 文庫
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