2011-07-03から1日間の記事一覧

『フリーダ』 アスミック

2003年11月8日(土)名古屋駅前シルバー劇場 で「フリーダ」を観た。(1600円)美術館の半券で200円割引された、ラッキ!先に映画を観て、映画の半券を美術館で提示しても200円引きになる連動システムを採用してたらしい。で、内容は、美術館には展…

『絵の言葉』 小松左京  高階秀爾  講談社学術文庫

初心者向けの入門書である。対談形式なので超初心者でもサクサク読めます。

『モンゴルの残光』 豊田有恒

世界一の歴史改変SF。 J・P・ホーガンの歴史改変もの「プロテウスオペレーション」より、遙かにシビアで泣ける。モンゴル帝国が世界を支配している未来社会、黄色人種が霊長類の最優良種であり、次が黒人、白人は人権が認められない奴隷種族であった。人…

『アルジャーノンに花束を』 ダニエル・キイス

泣きSFの最高傑作と言われる「アルジャーノンに花束を」だが、白痴の青年が科学者の実験材料にされて天才になり、また白痴に戻るという構成で、小説は青年の手記の形で書かれているから、白痴時代の文がひらがなばかりのヘタクソな文になって、小説は読み…

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 P・K・ディック

小説も映画もレプリカントが可哀想だがね!と大泣きしたが、 やっぱ映画版の方が判り易くて印象的だな。

『戦国自衛隊』 半村良

SFでしかやれない優しさというものがある。 下町人情派の半村良が、戦ってはいけない宿命の自衛隊の方々に、おもう存分暴れてもらおうと、戦国時代という舞台を用意したのが戦国自衛隊である。

『地球の長い午後』 ブライアン・W・.オールディス 伊藤典夫訳 早川文庫

植物フェチSFの最高傑作。 地球の自転が止まり、植物さんが月を絡めとるまでに繁殖してしまうんですぞ! 月軌道まで延びた植物には、ツナワタリと呼ばれる巨大な蜘蛛さんも闊歩します。

『人狼戦線』 平井和正

私がアダルトウルフガイシリーズで一番好きなエピソードである。 月齢と同調する狼人間の超パワーの秘密が語られる。

『月は無慈悲な夜の女王』 ロバート・A・ハインライン 矢野徹 訳 早川文庫

ハインラインと言うと右翼SFの代表者みたいに扱われるが、革命戦争をテーマにした左翼SFの傑作が、本書である。地球の圧制に苦しむ月都市側が主人公である。

『闇の左手』 アーシュラ・K・ル・グィン 小尾芙佐訳 早川文庫

「ゲド戦記」がジブリでアニメ化され、 ブームが来たのか来なかったのかよく判らん ル・グィンだが、 SF界の女王の最高傑作は、「闇の左手」だと思う。雌雄同体の宇宙人が住む惑星「冬」を舞台にした静謐な物語。少女漫画界の女王萩尾望都は、ル・グィンの…