『アルジャーノンに花束を』 ダニエル・キイス
泣きSFの最高傑作と言われる「アルジャーノンに花束を」だが、
白痴の青年が科学者の実験材料にされて天才になり、
また白痴に戻るという構成で、小説は青年の手記の形で書かれているから、
白痴時代の文がひらがなばかりのヘタクソな文になって、
小説は読み辛い箇所があるので、映画の方がいいと思う。
映画版がTVで放送された時は、「まごころを君に」というタイトルだったが、
現在は映画版も「アルジャーノンに花束を」で統一されているみたいですな。
チャーリー役の俳優が巧かったということもあるが、
天才時代のチャーリーが学会で演説する名シーンは、実は小説にはない。
映画版の方が感動出来ますよね。
日本のTVドラマ版には触れないでおこう。
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