『そして粛清の扉を』 黒武洋 新潮文庫
高校教師が教え子のクソガキ30名を虐殺する痛快な小説。
教室に立て篭もり、警察も相手にするが、
ナイフ、拳銃、地雷も駆使して、
警官も同僚教師も保護者もブチ殺します。
「バトルロワイヤル」と比較される事が多い本書だが、
殺す方の教師が主役であり、
クソガキとクソガキを守ろうとする奴が
悪しき敵として描かれているのが素晴しい!
子供は無条件に守られる必要がある、
矯正の可能性があるという、
古き良き時代の思考を引きずっている時代遅れは、
諏訪哲二 の「オレ様化する子どもたち」 でも読んで、
本書の子供観の正しさを認識して下さい。
- 作者: 黒武洋
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/01
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 14回
- この商品を含むブログ (51件) を見る