『女教師』 清水一行

日活で映画化もされたから、本書をポルノ小説だと思う奴もいるかもしれんが、 とんでもございません。
真面目な教育テーマの小説であり、優れた推理小説である。
24歳の美人音楽教師田路節子は放課後に音楽室で教え子の中学三年不良グループに輪姦されてしまう。
そして続発する誘拐、殺人、自殺…。
誰が被害者で誰が加害者なのか?
そしてむかえる意外な結末。
女教師になろうという人、なった人はぜひ本書を読んで教育に対する使命感を滾らせて欲しい。
日教組がいかに愚かしい悪しきものであるかは、本書を読めば理解できる。
トインビーを始めとし、教育に関する名セリフもいっぱいでてくるので、教育関係者必読本である。

女教師 (徳間文庫)

女教師 (徳間文庫)