『小説・麻雀新選組』 阿佐田哲也 双葉ポケット文庫あ01−1

朝だ?徹夜!じゃなかった、阿佐田哲也の麻雀小説はあまりにも有名であるが、
本名の色川武大の名で中央公論新人賞、泉鏡花賞直木賞川端康成文学賞を受賞している事はあまり知られていないようである。

本書は主人公阿佐田哲也が様々な小説家や漫画家と麻雀をやりまくる、

実名エッセイ風麻雀小説である。
岐阜県関市の生んだ数少ない有名人の一人、

福地泡介は麻雀鞍馬天狗を名乗り、

阿佐田哲也が結成した麻雀新選組に挑戦状を叩きつける!

どうでもいいが、アニソン歌手のかおりくみこも関市出身である。

鈴木ヒロミツが司会をしていたNHKの若者向け音楽番組

レッツゴーヤング」でアシスタントをしていたアイドル歌手の有田美春も関市出身で、

美春の父は関市立安桜小学校の職員である。

福地は岐阜県立関高校出身である。

で、本書であるが、清水一行とのエピソードがとてもいい、

阿佐田哲也は実は××だったのだ!なんて素敵なんでしょう!

女性のファンが多い太宰治の名文をマンセーする意見を阿佐田は展開してるので、

女性が読んでも感動できるか?

小説・麻雀新選組 (1983年) (双葉ポケット文庫)

小説・麻雀新選組 (1983年) (双葉ポケット文庫)