2011-06-11から1日間の記事一覧

『不思議な猫たち』 ダン&ドゾワ編 深町真理子他訳 扶桑社文庫

「魔法の猫」で人気大爆発したダン&ドゾワコンビの猫小説アンソロジー第二弾である。 「魔法の猫」のレビューがないのは、私は猫派ではなくて犬派なので、 本自体を探したことすらないからです(藁 なら、何故これを買ったかと言うとアシモフ作品が収録され…

『どんがらがん』 アヴラム・デイヴィッドスン 殊能将之訳 河出書房新社

『ゴーレム』 『物は証言できない』 『さあ、みんなで眠ろう』 『さもなくば海は牡蠣でいっぱいに』 『ラホール駐屯地での出来事』 『クィーン・エステル、おうちはどこさ?』 『尾をつながれた王族』 『サシェヴラル』 『眺めのいい静かな部屋』 『グーバー…

『エステルハージ博士の事件簿』  アヴラム・デイヴィッドスン 河出書房新社ストレンジフィクション

ドタバタコメディ「イギリス人魔術師、ジョージ・ペンバートン・スミス卿」が一番好き。難解、ペダンチックとも言われるが、知らない名詞が出て来ると言うだけで、読みやすい名訳でサクサク読めます。

『タイムトンネル』 マレイ・ラインスター  ハヤカワ

TVドラマのノベライズだが、TVとは別物と考えた方がいいだろう。TVはタイムトンネルはただのSF小道具に過ぎず、タイムマシンが何故トンネル状であらねばならないのかの明確な説明がなく、極端なことをいえば、時間移動とタイムスコープの機能さえあ…

『革服の男』 エドワード・D・ホック  中井京子ほか訳  光文社文庫

・キルディア物語 ・熱気球殺人事件 ・五つの棺事件 ・人狼を撃った男 ・七人の露帝 ・不可能夫人 ・バウチャーコン殺人事件 ・ジプシーの勝ち目 ・呪われたティピー ・レオポルド警部のバッジを盗め ・刑事の妻 ・革服の男日本で独自に編んだ短編集である。…

『サム・ホーソーンの事件簿Ⅵ』 エドワード・D・ホック 創元推理文庫

『幽霊が出る病院の謎』 『旅人の話の謎』 『巨大ノスリの謎』 『中断された降霊会の謎』 『対立候補が待つ丸太小屋の謎』 『黒修道院の謎』 『秘密の通路の謎』 『悪魔の果樹園の謎』 『羊飼いの指輪の謎』 『自殺者が好む別荘の謎』 『夏の雪だるまの謎』 …

『サム・ホーソーンの事件簿Ⅴ』 エドワード・D・ホック 木村二郎 訳 創元推理文庫

「消えたロードハウスの謎」「田舎道に立つ郵便受けの謎」「混み合った墓地の謎」「巨大ミミズクの謎」「奇蹟を起こす水瓶の謎」「幽霊が出るテラスの謎」「知られざる扉の謎」「有蓋橋の第二の謎」「案山子会議の謎」「動物病院の謎」「園芸道具置場の謎」…

『サム・ホーソーンの事件簿Ⅳ』 エドワード・D・ホック 木村二郎訳 創元文庫

・黒いロードスターの謎・二つの母斑の謎・重体患者の謎・要塞と化した農家の謎・呪われたティピーの謎・青い自転車の謎・田舎教会の謎・グレンジ・ホールの謎・消えたセールスマンの謎・革服の男の謎・幻の談話室の謎・毒入りプールの謎・フロンティア・ス…

『サム・ホーソーンの事件簿Ⅲ』 エドワード・D・ホック  木村二郎訳 創元文庫

古き良き禁酒法時代のアメリカの田舎町を舞台したこのシリーズも、 三巻に入り1930年代後半になり、遂に禁酒法は撤回される。時代は、破廉恥な酔っ払いが徘徊する危ない時代に突入し始める。

『サム・ホーソーンの事件簿Ⅱ』 エドワード・D・ホック  木村二郎訳  創元

●伝道集会テントの謎 ●ささやく家の謎 ●ボストン・コモン公園の謎 ●食料雑貨店の謎 ●醜いガーゴイルの謎 ●オランダ風車の謎 ●ハウスボートの謎 ●ピンクの郵便局の謎 ●八角形の部屋の謎 ●ジプシー・キャンプの謎 ●ギャングスターの車の謎 ●ブリキの鵞鳥の謎 ●…

『サム・ホーソーンの事件簿Ⅰ』 エドワード・D・ホック  木村二郎訳  創元

・有蓋橋の謎 ・水車小屋の謎 ・ロブスター小屋の謎 ・呪われた野外音楽堂の謎 ・乗務員車の謎 ・赤い校舎の謎 ・えびえ立つ尖塔の謎 ・十六号独房の謎 ・古い田舎宿の謎 ・投票ブースの謎 ・農産物祭りの謎 ・古い樫の木の謎 ・長い墜落1920年代禁酒法…

『太陽系辺境空域』 ラリイ・ニーヴン ハヤカワ

・いちばん寒い場所 ・地獄で立往生 ・待ちぼうけ ・並行進化 ・英雄たちの死・ジグソー・マン ・穴の底の記録 ・詐欺計画罪 ・無政府公園にて ・戦士たち・太陽系辺境空域 ・退き潮 ・安全欠陥車 一番面白かったのは「安全欠陥車」である。

『新・日本の七不思議』 鯨統一郎 創元推理文庫

原日本人、邪馬台国、柿本人麻呂、空海、織田信長、東洲斎写楽、太平洋戦争と七つの謎を解くというものだが、第1作の補填ネタもあるし、密度が前作までより薄くなった感じかな〜。