2011-06-13から1日間の記事一覧
中性子星のチーラ人と別れ、太陽系に帰還しようとしたドラゴンスレイヤー号だが、事故が発生し、中性子星に向けて落下を始めた。百万Gでクォークにまで分解されるのにたったの5分!だがチーラ人にとってはそれは3472日を意味する。
タイトルがバクスターっぽい(ってフラックスに似ているだけか?)から、面白いかもと思って買った。期待以上の傑作であった。タイムスケールは百億年で空間スケールは六十億光年のバクスター並にスケールのでかいSFである。最近のホーガンよりはハードS…
聞き給え!ビリー・ピルグリムは人生の真実を知ってしまった。人生とは”無意味である”
人口減少で滅亡しそうな銀河帝国は、哺乳類の知能を高め、人間の替りに宇宙艦に搭乗させ、叛乱惑星を鎮圧し、税として人間を獲得していた。帝国艦に自分の搭乗艦を破壊され、ある惑星に不時着した叛乱軍の兵士は、伝説の超戦士<小姓>と<小姓>が主人とし…
70年代SFが生んだ最高傑作だ!!!!ハードSFというと小生はオロモルフ号シリーズを思い出してしまい、わけのわからん図表やら数式がでてくるものという強迫観念が発生し、余程感動的でないと読む気がおきない。評判になったニーヴンもプロテクターで…
21世紀、初めて土星の衛星タイタンの雲の下に観測機を降下させた人類は、信じられないものを発見した。ロボット知性体文明社会が存在していたのである。かくして核融合プラズマロケット<オリオン>は50名の科学者を乗せて、タイタンめざして旅だった。…
これはホーガンの弟ではなくてホーガン本人が書いたと思われる。最新のロボット工学と人工生命理論(と言っても15年以上は前か?)に基づいているので、ハードSFとしては及第点の作品である。「断絶への航海」での恒星移民アイデアを膨らませた形で百万年…
帯の謳い文句に白け、扉の紹介文に「あっ、やっぱりね」と買わなかった貴方、貴方は大変な失敗をした。小生はノスタルジーだけで購入し、楽しく活劇が読めれば良いという軽い気持ちで読みだしたのだが、ところがギッチョンきりぎりすは鳴いたハローサマーグ…
本書のベストセリフ「自分の人生について最初の大発見に到達した。それはだれも本当には人を愛さない、ということだった。人間は若い時には、母親を必要だと思う一つの本能が先天的に備わっている。そして又、その母親には別の本能が与えられていて、子供に…
「殺し屋」 「逃亡」 「システム・キリング」 「契約違反」 「二重奏」 「共喰い」 「待機」 銃も車も基本的に使用せず、酒もタバコもやらず、女にも淡白な、エコな知恵ある殺し屋のオムニバス。