『造物主の掟』 ジェイムズ・P・ホーガン 創元
21世紀、初めて土星の衛星タイタンの雲の下に観測機を降下させた人類は、
信じられないものを発見した。
ロボット知性体文明社会が存在していたのである。
かくして核融合プラズマロケット<オリオン>は50名の科学者を乗せて、
タイタンめざして旅だった。
だが、オリオン号には、なんと、あの、
世にもおぞましくて気持ち悪くて恥ずかしい、超能力者も乗っていたのである!
J・P・ホーガンが超能力者を主人公にした凄い作品である。
あ、もちろん、奇術師が、手品ではなくて、超能力と自称しているだけですがね。
この作品にでてくるトリックを使えば、誰でも超能力者になれます。
奇跡を披露して、尊敬されたい人は、読んで真似するといい。
ユリ・ゲラーとまったく同じことを、手品でもできるのに、
なんでわざわざ超能力などと呼ばなアカンのかしらん?
考える頭のない人たちには困ってしまいます。
例によって、反超能力、反体制、反戦という素晴らしい話でした。
造物主(ライフメーカー)の掟 (創元SF文庫 (663-7))
- 作者: ジェイムズ・P・ホーガン,小隅黎
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1985/09/08
- メディア: 文庫
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