2011-08-09から1日間の記事一覧

『孟嘗君と戦国時代』 宮城谷昌光 中公新書

史書を鵜呑みにするのではなく、どこまで参考にするかという宮城谷氏の史観に萌え。

『おとり捜査官 4 嗅覚』 山田正紀 朝日文庫

リカちゃん人形連続殺人事件w。犯人がリカちゃん人形を偏愛しているサイコパスなので、事件の真相は誰にも推理出来まい。

『魔剣天翔』 森博嗣 講談社文庫

Vシリーズ5作目。空中密室ネタはエドワード・D・ホック にもあるが、それよりは捻られているが、トリックは短編でもいいような小粒なネタに思えるが、理系ミステリとして解析学の逆解析ネタがあったのは良かった。理系の美学論としても楽しめるかもしれな…

『赤髯王の呪い』 ポール・アルテ 早川ポケミス

ツイスト博士シリーズ13作目。幻の第1作、55部の私家版「赤髯王の呪い」と短編3編を収録したもの。「赤髯王の呪い」は150Pだが、6件も密室殺人事件が出てくる!全部違うトリックにするにはページが足りないせいか、最初の4件はアイザック・アシモフ の短編の…

『篠婆 骨の街の殺人』 山田正紀 講談社ノベルス

探偵チームにテレポーターとサイコファイヤーがいる謎が解決してない。正紀はトラベルミステリだと主張しているが、伝奇SFの可能性も残っている。

『二壜の調味料』 ロード・ダンセイニ 早川ポケミス

ダンセイニだからもっとファンタシィ系ホラー系の話があるかと期待したが、ほとんどが真っ当なミステリで期待外れでした。トリックのネタが古過ぎて脱力します。

『魔空の迷宮』 山田正紀 中公文庫

異常な事をしたヒトラーは実は正常人だったという謎をメインにした方が良かったと思う。

『十年目の対決』 ヒラリー・ウォー 勁文社文庫

敵がお馬鹿過ぎると言うか、偶然の要素が多すぎると言うか、プロットがこなれてない。

『林達夫芸術論集』 高橋英夫 編 講談社文芸文庫

本書のベストセリフ「政治くらい、人の善意を翻弄し、実践的勇気を悪用するものはない。真のデモクラシーとは、この政治のメカニズムから来る必然悪に対する人民の警戒と抑制とを意味するが、眉唾ものの政治的スローガンに手もなくころりとだまされるところ…

『SAKURA―六方面喪失課』 山田正紀 徳間ノベルズ

正紀版「ワイルド7」 。ではメンバーの特技を紹介しよう。1アニメ 2ブルセラ 3セミ取り 4パチンコ 5電話無視 6足蹴 7無銭飲食(ちょっと違うw)。自転車泥棒やパンティ泥棒を追いかけると、何故か迷宮入りの殺人事件が解決していく話と思わせて、ラストは綾瀬…