高橋昌一郎

『感性の限界――不合理性・不自由性・不条理性』 高橋昌一郎 講談社現代新書

序盤の、無意味な数字に引きずられて不合理な判断してしまうアンカリング、 脳の中に心(判断システム)は二つ(利己的遺伝子に有利に働く心と個体に有利に働く心)ある。 との話題に引き込まれて一気読み出来るが、 限界シリーズの最後を飾るには、ネタが残って…

『東大生の論理― 「理性」をめぐる教室』 高橋昌一郎 ちくま新書

高橋先生が東大教官時代に、教え子の東大生をネタにして書いた一気読みのエッセイ。 クラスの君達一人一人に1万円か千円をプレゼントする。欲しい方の金額を書き給え。ただしクラスの20%以上が1万と書いたら、プレゼントは無しだ。もちろん相談は認めないの…

『科学哲学のすすめ』 高橋昌一郎 丸善

新書の『〜限界』シリーズと被ってるネタもあるが読んで損は無い。 不完全性定理の説明は、林晋より、ダグラス・R・ホフスタッターより、野崎昭弘先生より判り易いナイスなアナロジーが登場します。自然科学や哲学の難しい問題を判り易く説明するのは、高橋…

『知性の限界――不可測性・不確実性・不可知性』 高橋昌一郎 講談社現代新書

知性の限界――不可測性・不確実性・不可知性 (講談社現代新書)作者: 高橋昌一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/04/16メディア: 新書購入: 17人 クリック: 192回この商品を含むブログ (70件) を見る本書のベストセリフ「ある種のテクストが難解なのは、…

『理性の限界―不可能性・不確定性・不完全性』 高橋昌一郎 講談社現代新書

理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性 (講談社現代新書)作者: 高橋昌一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/06/17メディア: 新書購入: 56人 クリック: 299回この商品を含むブログ (177件) を見る不確定性原理と不完全性定理は有名だが、マイナーなア…

『ゲーデルの哲学―不完全性定理と神の存在論』 高橋昌一郎 講談社現代新書

ゲーデルの哲学 (講談社現代新書)作者: 高橋昌一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 1999/08/20メディア: 新書購入: 6人 クリック: 96回この商品を含むブログ (92件) を見る世界一の天才のクルト・ゲーデル。 普通の天才は「私は誰も発見していなかった新しい…