『夢の中へ』 山田正紀 出版芸術社

直木賞候補になった「少女と武者人形」を含む

文学寄りの奇妙な味の短編集。

ユーモアものもあるが、全体的にはホラー寄りか?
エンタメとしての衝撃の結末を追求したものではなくて、

文学寄りの曖昧な結末の話が多い。

総合評価は並。

「友達はどこにいる」
「回転扉」
「ネコのいる風景」
「撃たれる男」
「ねじねじ」
「少女と武者人形」
カトマンズ・ラプソディ」
「遭難」
「泣かない子供は」
「壁の目」
「ホテルでシャワーを」
「ラスト・オーダー」
「十三時の時計」
「思い出酒場」
「暗い夜、悲鳴が聞こえる」
「織女と牽牛」
「ネコ・レター」
「生まれながらの敵」
「硬貨をもう一枚」」
「狼がきた」
「旬の味」
「犬を連れたおじさん」
カレンダー・ガール
「雪のなかのふたり」

夢の中へ (ふしぎ文学館)

夢の中へ (ふしぎ文学館)