『天狼星Ⅱ』 栗本薫 講談社文庫
伊集院大介シリーズ8作目。
怪盗シリウスが美少年を狙って日本に帰って来た!
我らの伊集院大介様は、
この世の者とは思えぬ美少年に、
朴念仁の大介様も狂った?
ワトスン役のカオル女史は大介様を恋狂いと罵り消え、
盟友の山科警視からの電話にも、
大介様は「彼以外の殺人事件なんて些細なことだ」と言い、
山科警視との仲も険悪になる。
大介様の目を覚ますのはシリウスの熱いベーゼか?
という話です(ちょっと違うw)
既に本格推理ではなくなっているが、
探偵小説としては、怪盗シリウスのキャラが凄くいいです。
江戸川乱歩の「黄金仮面」を越える驚きがあります。
- 作者: 栗本薫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1990/11
- メディア: 文庫
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