『1ダースまであとひとつ』 山田正紀 光風社出版

「身元不明につき」
甘い生活
「夢で会いましょう」
自転車泥棒
「地獄表を見る男」
「しつけの問題」
「ビニールハウス」
「追放船」
「竜の侍」
「誰も知らない空港で」
「システムダウン」

ホラー、ミステリー、ノワール、ファンタジイ、SF、時代、ユーモアと

バラエティに富んだ短編集。
しかし、なんちゅー手抜きのタイトルだw。

私だったら11のカオスとでも名付けるぞ。

一番面白かったのは、「竜の侍」である。

江戸時代に恐竜の化石発掘する侍の物語。

他の作品は他の作家でも思い付きそうなよくあるネタが多いが、

「竜の侍」はさすが正紀である。

侍の面子の為に討ち死にしなくてはならない

江戸時代の馬鹿馬鹿しさが良く書けています。

1ダースまであとひとつ

1ダースまであとひとつ