『キリスト教は邪教です!』 フリードリッヒ・ニーチェ 講談社+α新書
ユダヤ人は遺伝子学的にウソツキの体質だとか、暴言の嵐が目茶面白いニダ。
超訳で暴走しまくり!
西洋哲学はキリスト教に汚染されているので、
高名な哲学者達もバッタバッタと斬ってます。
同胞のカントやライプニッツもキ○ガイ扱いである。
キリスト教はコケ下ろしているが、
ナザレのイエスには暖かい視線を投げかけているので、
イエスファンが読んでも楽しめます。
キリスト教でなくて、本物のイエス教を誰も作れなかったのが悲しいね。
敵に悪呼ばわりされ死刑を求刑されても、
「剣を取る者は剣によって滅ぶ、私は戦わない」
と戦わずに敵の望むように死刑を受け入れて蕭然と死んでいくのが
イエスが目指した美学である。
自己保身しないかっちょよさをイエスは追求したのである。
すぐ怒って殺人する肝っ玉の小さいヤハウェより、
敵を赦す自分にイエスは酔っていたのである。
ニーチェの全著作を判り易くまとめているので、
今更これを読む必要はないかと思っていたが、
読んで良かったです。
ルネサンスの解釈も私は納得しない。
哲学書の筈だが、2ちゃんねらーの荒らしさんの文みたいに読み易いので、
読んでない人は是非読んで下さい。
キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』 (講談社+α新書)
- 作者: フリードリッヒ・ニーチェ,適菜収
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/04/21
- メディア: 新書
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