『砂漠のテロリスト』 ボブ・ラングレー 創元推理文庫

ラスト100Pは素晴しいが、

そこに至るまでがクソツマラン諜報小説。

小説って言うか、

出来の悪いハリウッド映画の台本のレベル。

ラスト100Pのアクションや人間関係の描写が無ければ、

ラングレーはポイ出来るのだが、

見捨てるにはやはり惜しい作家ではある。

前半はレベルが低すぎて映画化不可能、

後半はレベルが高すぎて映画化不可能という珍しいパターンw
『北壁の死闘』 にすら耐えられない人は、

本書を読んではダメポ。

ところで本書の主人公は誰なんだ?

スターシステムのミーハー映画では再現不可能な、

純文学的諜報冒険小説とも言えます。

砂漠のテロリスト (創元ノヴェルズ)

砂漠のテロリスト (創元ノヴェルズ)