『砂漠のテロリスト』 ボブ・ラングレー 創元推理文庫
ラスト100Pは素晴しいが、
そこに至るまでがクソツマラン諜報小説。
小説って言うか、
出来の悪いハリウッド映画の台本のレベル。
ラスト100Pのアクションや人間関係の描写が無ければ、
ラングレーはポイ出来るのだが、
見捨てるにはやはり惜しい作家ではある。
前半はレベルが低すぎて映画化不可能、
後半はレベルが高すぎて映画化不可能という珍しいパターンw
『北壁の死闘』 にすら耐えられない人は、
本書を読んではダメポ。
ところで本書の主人公は誰なんだ?
スターシステムのミーハー映画では再現不可能な、
純文学的諜報冒険小説とも言えます。
- 作者: ボブラングレー,押田由起
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1989/06
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (1件) を見る