『闇の太守』 山田正紀 講談社文庫

「出雲人外宮」
飛騨桃源郷」
「氷見痩面堂」
甲州陽炎城」

の四編で構成されたオムニバス。

日本の戦国時代を舞台にしたヒロイックファンタジーだが、

豊田有恒ヤマトタケルシリーズの四倍は面白い!

敵はヤマタノオロチの斬られた首八本の瘴気から妖怪になった人間。

主人公はスサノオノミコトの子孫!

もちろんスサノオが持っていたあの魔剣を振るいますぜ!

実在歴史人物が実は妖怪だったというパターンだが、

明智光秀が味方なのは素晴しい!
この巻ではメジャー系は山本勘助をぶち殺しているが、

信長ももちろん邪悪な妖怪として登場しそうで、

次巻以後に期待が膨らみます。

信長を天才だとする奴隷根性の染み付いてる人間はダメポ。

信長は残虐非道な大量虐殺魔ざんす。

闇の太守 (講談社文庫)

闇の太守 (講談社文庫)