『夜の片隅で』 ジョン・モーガン・ウィルスン 早川ミステリ文庫

ゲイの新聞記者を主人公にしたハードボイルドというか、ゲイ文学。

ゲイ・レズ・黒人・ヒスパニック・韓国人・身体障害者等の

マイノリティがワサワサと出てくるのはさすがだが、

本格推理としては真犯人がモロバレでダメポ。
真犯人が簡単に諦めるのもなんだかなぁ。

物的証拠が弱すぎると思うんだが…。

刑事コロンボの最低ランクよりも切れ味が悪い。

ゲイ文学としては主人公は受けにも攻めにもなるので、

腐女子の方はハァハァして下さい。

受け専門に徹した方がもっと感動的になったと思うが…。

801ではあるが、耽美ではない。

タニス・リー栗本薫江森備 の方がこれよりは上だね。

夜の片隅で (ハヤカワ・ミステリ文庫)

夜の片隅で (ハヤカワ・ミステリ文庫)