『バガージマヌパナス―わが島のはなし』 池上永一 文春文庫
第6回日本ファンタジーノベル大賞 なので、
それなりに面白いが、女率が高くて、
魅力的な男が出てこないのがいまいち。
作者はファンタジーというより、
バイオレンス美少女を描きたかっただけではないか?
殺人と誘拐以外はなんでもやる不良少女の物語。
都会に出て行かないのは個性的だが、
沖縄の小さな島の牧歌的ズベ公って、
なんか違和感感じる。
喧嘩も強いが、空手でも習っていたという描写が欲しかった。
学校サボって食っちゃねしてるのに、
ブクブクと醜く太らないで美少女のままなのは不自然。
沖縄弁の民謡がダラダラ続く箇所はページ稼ぎみたいで、
ワジワジーさぁー!
女率が低いのがあったら他のも読みます。
- 作者: 池上永一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1998/12/08
- メディア: 文庫
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