『バガージマヌパナス―わが島のはなし』 池上永一 文春文庫

第6回日本ファンタジーノベル大賞 なので、

それなりに面白いが、女率が高くて、

魅力的な男が出てこないのがいまいち。
作者はファンタジーというより、

バイオレンス美少女を描きたかっただけではないか?

殺人と誘拐以外はなんでもやる不良少女の物語。

都会に出て行かないのは個性的だが、

沖縄の小さな島の牧歌的ズベ公って、

なんか違和感感じる。

喧嘩も強いが、空手でも習っていたという描写が欲しかった。

学校サボって食っちゃねしてるのに、

ブクブクと醜く太らないで美少女のままなのは不自然。

沖縄弁の民謡がダラダラ続く箇所はページ稼ぎみたいで、

ワジワジーさぁー!

女率が低いのがあったら他のも読みます。

バガージマヌパナス わが島のはなし (文春文庫)

バガージマヌパナス わが島のはなし (文春文庫)