『重力の影』 ジョン・クレイマー 

一応ハードSFだが、重力の影に潜む異世界を利用した出来損ないのアクション小説って感じ?
異世界に転移して空間を切り裂いて、テレポートを可能にする技術を発見した科学者が、
殺し屋どもと戦うお話w
異世界を通って殺し屋の背後にテレポートして現れて殺し屋を退治するシーンは、
爽快感を感じるべきなのだろうが、
あんた、卑怯っすよ!
と主人公に反感を持ってしまいました。
主人公キャラの造形に失敗してるので共感出来ないのだな。
これよりは、お子様向けの光瀬竜の「夕映え作戦」の方が感動出来ます。
江戸時代の味方を救う為に、現代の地形を通って、
江戸時代の封鎖地域を突破しようとする主人公の思いは感動的でしたね。
事情を知らない現代人には、「夕映え作戦」の主人公の行動は、
忍者ごっこしているアフォにしか見えないのですw
それでもそれをしたから、「夕映え作戦」の主人公は魅力的でした。
どうでもいいが、ジョン・クレイマーって「はみだしっ子」の養父と同姓同名だね?
こんなクソ作品が「はみだしっ子」と被るなんて!ガクガクブルブル…。

重力の影 (ハヤカワ文庫SF)

重力の影 (ハヤカワ文庫SF)