『煙草屋の密室』 P・ラヴゼイ 中村保男 他訳

Butchers and Other Stories of Crime

・肉屋 Butchers 中村
ヴァンダル族 Vandals 中村
・あなたの殺人犯 The Corder Figure 菊池よしみ
・ゴーマン二等兵の運 Private Gorman's Luck 高見浩
・秘密の恋人 The Secret Lover 中村
・パパに話したの? Did You Tell Daddy? 宮脇孝雄
・浴槽 The Bathroom 谷田貝常夫
・アラベラの回答 Arabella's Answer 深町眞理子
・わが名はスミス How Mr Smith Traced His Ancestors 高見
・厄介な隣人 Fall-Out 大村美根子
ベリーダンス Belly Dance 中村
・香味をちょっぴり Trace of Spice 中村
・処女と猛牛 The Virgin And The Bull 深町
・見つめている男 The Staring Man 中村
・女と家 Woman And Home 中村
・煙草屋の密室 The Locked Room 中村

海外ミステリ史上最低最悪の短編集はアシモフの「ユニオンクラブ綺譚」だと思っていたが、

それより低レベルの短編集が存在したので開いた口がふさがらない。

ちなみに海外ミステリ史上最高最良の短編集はアシモフの「黒後家蜘蛛の会」であるw
ピーター・ラヴゼイはコリン・デクスターとともに、

甦った本格推理と評されたと思ったが、私の記憶違いだったようだ。

デクスター以外のもう一人って誰なんですか?

本書が推理小説というのなら、ドストエフスキーサマセット・モームもO・ヘンリーも立派な推理小説である。

初めて小説を書いた小学生だってもっとマシなものを書けるだろう。

本書は推理する謎などない単なる犯罪小説である。

イデア以外に絵も描かねばならない漫画家よりも酷いアイデアとストーリーである。

30年は遅れているような岡崎二郎よりもセンスの悪いお話ばかりである。

煙草屋の密室 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

煙草屋の密室 (ハヤカワ・ミステリ文庫)