『フランケンシュタイン支配』 ディーン・クーンツ ハヤカワ文庫NV

比喩やギャグだと思ってた事がマジだと明かされ驚愕!
敵も味方も良い意味で大暴走し、物語のワクワク感も大スケールアップ!
前作の何がアレだったのは、ミステリとしても巧いと思いました。
落雷の電気エネルギーで生まれたフランケンシュタインの怪物、
落ちたのは電気エネルギーだけなのか?
雷鳴、ライトニングとともにやってくる守護天使の影が、デュカリオンに重なる。次作以降で、タイムトラベルも平行世界への転移も、
何でも有りを期待させる素晴しいエスカレーション!
三人称だが語り手にトリックを仕込む事が可能な地の文の展開もあり、
6作目辺りで「この物語を書いていたのはオッド・トーマス」
などと出て来そうな雰囲気である。
http://d.hatena.ne.jp/miyabi-tale/20110704/1309792797

フランケンシュタイン支配 (ハヤカワ文庫 NV ク 6-13)

フランケンシュタイン支配 (ハヤカワ文庫 NV ク 6-13)