『未来の二つの顔』 ジェイムズ・P・ホーガン 山高 昭 訳 創元

信じられないぐらい凄くて面白い素晴らしい作品。

本書は、直径1.5マイル密閉型スペースコロニーヤヌス≫において戦われた、

コンピュータ【スパルタクス】対人類の、

命を賭けたシミュレーションウォーゲームを描いたお話である。

ストーリー、イメージ、語り口、キャラクター、アイデア、ムード、テーマ、

小説を楽しんで感動する要素がすべてこの一冊にはある!
本書を読んだ後でも、敵が攻めてきたら俺は戦うぞ!

とマジに言う奴に、

いくら平和の尊さ、

人命の重さ、

戦争の無意味さを訴えたところで無駄である。

勝手に軍人にでも従軍慰安婦にでもなって死になさい。

星野の漫画化も見事に成功していると思う。

未来の二つの顔 (創元SF文庫)

未来の二つの顔 (創元SF文庫)

未来の二つの顔 (講談社漫画文庫)

未来の二つの顔 (講談社漫画文庫)