『ゲイトウエイ2』 フレデリック・ポール 矢野 徹 訳 ハヤカワ
あれから十年後、人口は八十億を越し、食糧危機は深刻だった。だが、
ゲイトウエイを造った宇宙人は食料プラントも設置しておいた筈である。
それを発見できれば危機は去る。
年老いたロビネットには既に宇宙船に乗る体力はない。
が、人を雇って宇宙へ派遣することはできる!
かくしてロビネットは、ゲイトウエイ公社に対抗する民間企業を設立し、
人類のテクノロジーのみで造った宇宙船を発進させた。
そして、プラントには恐るべきものが存在していた!?
続編としては最高の傑作である。
ただし、素直な続編ではない。
ゲイトウエイの謎はほぼ解かれるが、読者が予測するストーリー展開にはまったくならん。
面白いからいいようなものの、素直な続編を書かんと欲求不満になっちまうぜ。
ゲイトウエイ〈2〉蒼き事象の水平線の彼方 (ハヤカワ文庫SF)
- 作者: フレデリック・ポール,矢野徹
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1988/09
- メディア: 文庫
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