『ゲイトウエイ3』『ゲイトウエイ4』 フレデリック・ポール 矢野 徹 訳 ハヤカワ

本の雑誌」で鏡明がペリーローダン化してきたと悪口言っていたが、

ローダンならまだマシである。

死んでも死なないキャラでどんどん続き、テーマが愛だったとなれば、

これは、宇宙戦艦ヤマト化してきたと言うべきであろう。
”愛が宇宙を動かす”

という信じられない恥ずかしいセリフが飛び出し、どこがSFやねん!

と言いたくなる。

見せ場になるべき誰もが期待していたアレは、

どーでもいいキャラがほんのついでに処理してしまうのである。

ニューポールも既に燃え尽きたと判断してもよい。

5や6が出ても読む必要なし。2までで充分である。