『諸葛孔明の憂鬱』 渡辺精一 東京書籍

これは辻真先とネタが被ってる三国志時代の密室殺人事件テーマの小説であるが、

表の名探偵は当然孔明であるが、ラストであきらかになる本物の名探偵の

正体にちょっと感動するかも。犯人探しではなくて探偵探しの物語(笑)
渡辺精一先生が如何に三国志を愛してるかは、

諸葛孔明〜影の旋律」と「三国志人物事典」の2作で判る筈、

笑って許してやれよ!

ちなみに池袋サンシャインシティ三国志フェアやった時に、

講談社系の雑誌に掲載された宣伝用のクロスワードパズルを作ったのは渡辺先生です。

私は小説家よりパズル作家の方が知的レベルの高い人間だと思っているので、

渡辺先生が日本一の三国志人間(なんだそりゃ)だと主張します。

一次元に文字をつなげるだけの小説なんて、システム的に手抜きが出来るから、

幼稚園児にだって書ける。

プロの小説家として堂々と顔を公開している作家も

いるが、知的生命体としてのプライドはないのか?

職業に貴賎はないというが、自分から小説家として顔をさらすなんて信じられない。

小説の語源は小説法、偉大でもありがたくもない、小さなつまらん説法だと知ってるのかね?

諸葛孔明の憂鬱

諸葛孔明の憂鬱