『血と夜の饗宴(サバト) 』 山田正紀 広済堂ブルーブックス

47階建ての青山ハイタワーの秘密に挑む女達の冒険ハイテクホラーオムニバス。
主人公が負けて二代目三代目と死に続ける斬新なパターン。
四代目の女が男達を部下にして、47階からガラスの階段を使うトリックが、福本伸行の『カイジ』の鉄骨渡りレースを想起させる傑作。
主人公の為に無言で転落するおっちゃん、振り返ると居なかったシーンはモロ『カイジ』と同じ。
本書は1990年発行で、もちろん福本伸行より早い。
では皆さんご一緒に、
「全ての面白い話の元祖は正紀である」

血と夜の饗宴(サバト) (広済堂ブルーブックス)

血と夜の饗宴(サバト) (広済堂ブルーブックス)