『素数に憑かれた人たち ~リーマン予想への挑戦~』 ジョン・ダービーシャー 松浦俊輔訳 日経BP 

wikiでも直ってないリーマンの論文名の昔の誤訳の定訳「与えられた数より小さい素数の個数について」が、
「与えられた量より小さい素数の個数について」と正しく訳されているのが素晴しい!

連続する変化量を扱わない離散数学である数論に、解析学の概念を導入したから、リーマンは天才なのである。

計数で考えるところを計量で考えるからリーマンは天才なのだ。

二次元の引数複素平面と二次元の関数平面を四次元で捻ってリーマン面を三次元化して提示するリーマンの脳は凄いよな。

で、リーマン面の美しい曲率は原子核の崩壊エネルギーグラフに一致する!

美しい数学理論は美しい自然に一致するのだ。

数学と恋に落ちるという文もあるし、
人間の美しい異性にハァハァしてるだけの人生は人間に生まれたのにもったいないよな。

女の美しさは似たような美しさに収束するが、
自然と数学の美しさは無限に発散するざんす。

リーマン予想は証明されてないが、
正しいものとして既に予想に基づいた定理が100以上あるのは、
リーマン予想が美しいから正しいに決まってるという暗黙の了解があるからだな(笑)

リーマン面等の美しい図表イパーイあるから、
数式嫌いの人も本書にはハァハァ出来ると思います。



素数に憑かれた人たち ~リーマン予想への挑戦~

素数に憑かれた人たち ~リーマン予想への挑戦~