『天動説〈2 蝦夷伝奇編〉』 山田正紀 カドカワノベルズ

天保時代で開幕したこのシリーズだが、なんと、明治時代、日露戦争秘話として閉幕。

吸血鬼と戦い続ける一族の話だとして落ちました。
正紀版ジョジョの奇妙な冒険だったのか!?

漫画や映画のお約束を破り、超絶能力対超絶能力にはならず、吸血鬼に対して駆逐艦で魚雷攻撃する最後の話がデラ燃える。

ジャンル小説の様式美を破壊するさすが天才の正紀である。核攻撃する現代編や波動砲攻撃する未来編まで続いて欲しかった。