『マヂック・オペラ --二・二六殺人事件』 山田正紀 早川
探偵役(小林少年役)は築地警察署で小林多喜二を拷問して殺した特高刑事!?
日本の黒幕に操られ暗躍する。
黙忌一郎(明智小五郎)は芸者殺人事件を解決する事が、
日本を救う事になると小林少年に捜査させる。
押絵と旅していた江戸川乱歩は
自殺して存在しない筈の芥川龍之介に出会い、
小林少年は萩原朔太郎や萩原恭二郎に出会う。
もちろん、二・二六事件の有名キャラもいっぱい出て来ます。
二・二六事件での影の戦車戦も描かれます。
本格歴史冒険推理!にしようとしてちょっと失敗した感じ。
詰め込み過ぎて無理無駄を感じた。
歴史小説「真崎甚三郎の真実」、
冒険小説「謀殺の八九式中戦車甲」の
三作に分けて書いた方がすっきりして良かったと思う。
仮想戦記SF「秩父宮の野望」として裕仁軍と秩父宮軍が戦う話も読んでみたいがw
マヂック・オペラ --二・二六殺人事件 (ハヤカワ・ミステリワールド)
- 作者: 山田正紀
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/09/22
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 7回
- この商品を含むブログ (49件) を見る