『20世紀の幽霊たち』 ジョー・ヒル 小学館文庫

17作全てギリギリ水準作以上だが、

女性視点の物語が一つしかなくて、

21世紀に書かれた話にしては、

ジェンダー観が古すぎて笑う。

いまだに父性愛をマンセーされてもなぁ。

上手な無駄の無い話ばかりだが、

もう、お腹いっぱい。

作者の引き出しの限界も読み取れて、

他の作品集は読みたいとは思えなくなる。

これ一冊でも後半はまた少年の話かよ!

と飽きてきた。

描写巧いのでスラスラ読めますが、ヒルはもういいやw

解説者は恒川光太郎 さまと似ていると分析しているが、

イデアやプロットは恒川光太郎 さまの方が遥かに上。
無駄な描写をしないのがヒルの信条らしいが、

短編で落ちまで削るなよw

衝撃な結末の話は一つもありません。

衝撃な結末は放屁のようなものと思っている

しっとりした純文学ファンならヒルは受けるだろう。

ホラーとしてはディーン・クーンツ に遥かに及びません。

ロバート・R・マキャモン といい勝負。

スティーヴン・キング との比較は親子なのでしたくない。

普通の人間は親の七光りと言われるのを嫌って、

親とは同じ職業には就かないもんだが、

ヒルの精神構造を疑うよなw

自分がキチ○イの遺伝子を持ってるかもしれないと恐れ、

子供を作らないディーン・クーンツ の苦悩は、

スティーヴン・キング 親子には無縁なものでしょうな。

小説家に成る遺伝子ってか?w

お気楽でいいよなww

20世紀の幽霊たち (小学館文庫)

20世紀の幽霊たち (小学館文庫)