『雨の恐竜』 山田正紀 理論社
前代未聞!容疑者は恐竜!?
吊り橋から転落した変態ロリコン教師(教師とはすべからずロリコンである)
の死体が発見された。
現場には恐竜の足跡が!
教え子の中学生は恥ずかしい写真を抹殺する為に、
叔父の刑事を通して捜査に介入する。
彼女は就学前に恐竜と遭遇した記憶があった。
彼女とシンクロした恐竜が犯人(人でないじゃんw)なのか?
恐竜はイドの怪物なのか?
後から現れて、いいところをかっさらおうと企む
名探偵君音(クイーン)は、事件を合理的に解決出来るのか?
こう書くとユーモアミステリみたいだが、
ライノベの文体の詩情溢れるファンタジーミステリです。
が、教師も警官も腐敗しているのが、
21世紀の小説としてリアルである。
どえりゃあ簡単な漢字にもルビが振ってあるので、
小学生を山田正紀 ファンに引きずり込むのには本書がベストだろう。
- 作者: 山田正紀
- 出版社/メーカー: 理論社
- 発売日: 2007/03/01
- メディア: 単行本
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