『少年時代』 ロバート・R・マキャモン 文春文庫

ホラーというよりファンタジィというか、

マジックリアリズム寄りの児童文学。

1964年のアメリカの田舎町の一年が描かれます。
主人公は12歳の少年だが、登場人物は160名に及ぶ。

大長編というよりは、30Pほどの短編連作な感じ。

名作の誉れ高いが、

私には退屈で退屈で上下巻読むのに20時間かかったぞw

つまんないエピソードの羅列である。

ミステリとしてのメインストーリーが細すぎて、

ワクワク感が無いのが欠点。

この雰囲気が合う人には至高の読書空間になるのだろうが、

知性も教養も未熟な少年や少年時代が素晴しいとは思わない私には

何も残らない駄作でした。

いじめっ子や悪漢と対決しても、

魔法で解決するのは白けたぞ。

ジェンダー観が古臭いのもダメポ。

主人公が不細工な天才化学少女の魅力に気付かずに、

美しい妻を娶ることになるのは古すぎて大笑いw

少年を主人公にした文学的なミステリは、

ジョー・R・ランズデール が世界一だと私は思う。

この作品が好きな人には、

ガブリエル・ガルシア=マルケス の「百年の孤独」 も楽しめるかと思う。

マルケスと比較するとは誉めてるように思われるかもしれないが、

私的にはマキャモンは屑認定しました。

こんなもんでストーリーテラーを自称するとは、

マキャモンはキチ○イとしか思えない。

キ○ガイはサイケデリックな派手なイメージがあるが、

地味な静謐なキチガ○がマキャモンw

少年時代〈上〉 (文春文庫)

少年時代〈上〉 (文春文庫)