『伊集院大介の私生活』 栗本薫 講談社文庫
伊集院大介シリーズ6作目。
伊集院大介の追憶
伊集院大介の初恋
伊集院大介の青春
伊集院大介の一日
伊集院大介の私生活
伊集院大介の失敗
の六編が収録されてます。
何でも知ってるのに、女に興味が無い大介様の魅力爆発の短編集である。
大介様の探偵哲学や勉強法に触れることが出来るありがたい御本。
大介様のダンディズムに燃え萌えです。
舞台でスポットライトを浴びようと望む者の幼稚さがよく判ります。
目立ちたがる若者を馬鹿にしてる素晴しい本。
家に篭って本読むのが一番素晴しい人生だと訴える本読みのバイブルですな。
篭ってばかりでは体に悪いので、
外を散歩するついでに、殺人犯を捕まえたり、
殺人を犯そうと企む者を阻止すればいいのである。
性欲より食欲より読書欲の方が強い大介様に共感しまくり。
そんな人間いるわけないと思う人の為に、
40過ぎても独身の大介様に、トンデモナイ変態性欲者の嫌疑がかかる作品も収録されてます。
信じたくない人は、大介様の性欲対象はアレだと思えばよろしい。
女嫌いだが全人類を愛している大介様は世界一魅力的な名探偵である。
- 作者: 栗本薫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1988/09
- メディア: 文庫
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (3件) を見る