『イノセント』 ハーラン・コーベン ランダムハウス講談社文庫

マイロン・ボライターシリーズは面白そうだが、

最低作品を読んでしまいましたw

手抜きの字数稼ぎのテクニックを駆使したふざけた作品。

タイトルの意味は「読者は白痴」だろうなww
質問に質問を返して会話を水増し、

情景描写と思わせて、キャラが心で予測した未来だったり、

複数の意見を述べると言いながら、

一つしか開陳せず、他のキャラに突っ込まれると、

残りはないと平然と言ったり、

真剣に読むのが馬鹿馬鹿しくなる小説。

一行置きに文を飛ばして斜め読みしても問題ない

スカスカの内容の小説である。

一部二人称描写でこけおどしするが、

二人称描写に一応意味はあるが、

二人称で書くならゲームブックになるべき。

「火吹き山の魔法使い」とか「送り雛は瑠璃色に」とかの

ゲームブックの傑作より存在意義のない愚作。

文体も糞だがストーリーも糞。

プチエリートが誤って人を殺してしまい、

服役してプチ悪党になるが、

運命の女性と一目惚れで出会い、結婚して、

家族に嫌がらせする遺族に対して、

偉大な俺様の家族にちょっかい出すなら、

お前も殺してやるぞ!

という話である。

家族を守るために他人をジャンジャン殺しましょうという、

人間というか、ケダモノや虫でもやる、

自分の遺伝子に近いものを守る為に、

他の存在を殺しましょうという話である。

倫理的に糞でも、殺し方に芸があれば、

ノワールとして楽しめるかもしれないが、

何も光る箇所はありません。

最後の大ピンチで妻が必殺の銃撃するのは笑った。

いつ拳銃の射撃訓練していたんや〜?

本格推理小説としてもカーラの扱いがミエミエ。

容疑者リストに入らない説明が一切ないまま無視するので、

逆に目立ち過ぎ。

推理小説史上もっとも馬鹿な探偵が登場しますw

人間社会に存在する本とは思えない知的レベルの低い本。

蜜蜂の社会で蜂が書いた小説かもしれぬw

イノセントと言うと、イノセントテーマの最高傑作は

アニメの「戦闘メカザブングル」だよなww

イノセント上 (ランダムハウス講談社文庫)

イノセント上 (ランダムハウス講談社文庫)