『類猿人ターザン』 エドガー・ライス・バロウズ 高橋豊訳 早川
というギャグがあったが、
私は断然 「エドガー・ライス」派である。
SFというよりはファンタジィ寄りの冒険小説作家のエドガー・ライス・バロウズであるが、
文学的苦悩が滲み出た「類猿人ターザン」が、
バロウズの最高傑作であるのは間違いない。
「僕の母はお猿さんです」
と、英国貴族の身分を捨て、
ジャングルに帰るシーンは、
最高の文学的葛藤ドラマであった。
ここに感動しない奴は野蛮なコンクリートジャングルに生きているケダモノだね。
類猿人ターザン (ハヤカワ文庫 SF ハ 10-1 TARZAN BOOKS)
- 作者: エドガー・ライス・バロウズ,高橋豊
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1971/08
- メディア: 文庫
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