『自由軌道』 ロイス・マクマスター・ビジョルド
宇宙もの+人類進化もの。
無重力の宇宙ステーション内で暮らす新人類に足は必要無い!
と遺伝子操作され、足も手になった新人類が登場する佳作であるが、
印象的に地味な作品でレビュる気もしなくて、放置していたが、
ネタ切れで記事にしますたw
可も無く不可も無くの作品って一番目立たなくて損だよな。
キャラの葛藤ドラマが薄いように思う。
作者はたいした挫折もせずに、暖かい家庭で知的に育ってプロに成ってしまいましたという感じが、
解説から読み取れるのも宣材としては逆効果だと思う。
父から愛と知恵を注がれて育った少女は立派な小説家になりましたとさ。
「Papa told me!」の知世みたいなムカツク感じをこの作者には感じるのですがw
自身は夫婦円満なのに、作品に必ず夫婦の危機を入れるソウヤーは、
読者に反感持たれない手法を知ってる一流だと再認識しますた。
- 作者: ロイス・マクマスター・ビジョルド,小木曽絢子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1991/08/28
- メディア: 文庫
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