『バルバロッサ作戦』 パウル・カレル  松谷健二訳

ドイツの戦記ものって、ほとんどが松谷健二訳だから、

マルペには読み慣れた文でサクサク読めましたよなw

ナチスドイツの科学力は世界一ィィィ!」

というわけで、世界征服を企む悪のドイツは、

遂にソ連侵攻を開始した!

だが、正義のソ連軍には神風が吹くのである。

ナポレオンを破った冬将軍が再び降臨する。

世界一強いドイツ戦車といえども、

エンジンが凍結して起動しなければ、無意味である。

寒さ対策してないドイツ軍が、

正義のソ連軍にやられるシーンは爽快である。
ソ連軍の反攻は冬将軍とともに始まるので、

秋まではドイツはソ連領を快進撃する。

悪のナチスドイツに大祖国を蹂躙されようと、

反撃の機会を信じて耐えるソ連軍。

耐えに耐えて始まるソ連軍の反撃は、

力道山のプロレスのようなカタルシスを与えてくれます。

正義は最後には必ず勝つのだ!

雪上機動を計算して設計されているソ連戦車が、

雪で動けないドイツ戦車を駆逐していくさまはデラかっちょええ!

エンジンを温める為に車体にガソリンかけて燃やすという無茶をするドイツ軍、

それをあざ笑うように、雪の下から出現するソ連戦車!

絵的にもかっちょええソ連軍戦車の正義の戦いに思いっきりハァハァして下さい。

「T34/85は世界一ィィィ!」

バルバロッサ作戦〈上〉―独ソ戦史〈上〉 (学研M文庫)

バルバロッサ作戦〈上〉―独ソ戦史〈上〉 (学研M文庫)

バルバロッサ作戦〈中〉―独ソ戦史 (学研M文庫)

バルバロッサ作戦〈中〉―独ソ戦史 (学研M文庫)

バルバロッサ作戦〈下〉―独ソ戦史 (学研M文庫)

バルバロッサ作戦〈下〉―独ソ戦史 (学研M文庫)