『魔の山』 トーマス・ マン  関泰祐, 望月市恵 訳

ドイツ皇帝ウィルヘルム二世が提唱した「黄禍論」に信奉した私は、
ドイツ文学に嵌っていた時期がある。
マンとヘッセは相当読んだつもりだが、
突っ込みたい作品はほとんどない。
で、「魔の山」であるが、
生真面目なドイツ人気質が感じられる良作だが、
主人公が降霊術パーティに参加するシーンがあるのには大笑い。
真面目で勤勉だが、主人公の知的レベルが低すぎる作品w
とりたてて読む必要はありません。
こんなもんより、ウルトラセブンの「魔の山へ飛べ!」や
マシンロボの「魔の山の騎士マスクロック」の方が知的レベルが高いと思いますww

魔の山〈上〉 (岩波文庫)

魔の山〈上〉 (岩波文庫)

魔の山〈下〉 (岩波文庫)

魔の山〈下〉 (岩波文庫)