2002年11月3日(日)岐阜県美術館オディロン・ルドン展

宗教や神話や文学に題を取った、神秘的な絵が多い。
ルドンてややマイナーだよな。
高階秀爾先生の「西洋美術史」には、「キュクロプス」しか紹介されてないw
多摩美術大学の本江先生の講演も聴いたが、
事故で下ネタが発生してしまい苦笑…。
ルドンのCD−ROM(3000円)と、職場の同僚に、
ピエール=オーギュスト・ルノワールのファンがいるので、
ムーラン・ド・ラ・ギャレット<都会の踊り>」のハンカチ(700円)をお土産として買った。
自分用にエドヴァルト・ムンク「叫び」の栞(370円)も買った。
メジャーだから好きだと言うのは恥ずかしいが、ムンクは実は好きだ。
「叫び」の絵には、<この絵は狂人にしか描けない>という落書きがあるのだが、
ムンクは怒りもせずに、そのままにしておいたそうです。
絵は描きあがってからも、自然や他人の手で変化するのを良しとした、
ムンクは凄いね。ムンクは作品を野ざらしにしていたそうです。
立派な美術館で飾られるのはムンクの意思に反するのだよ。
落書き(器物損壊罪)する犯罪者も受け入れるムンクという
素晴らしい肝っ玉の大きい画家にマンセー

ブリュンヒルド(神々の黄昏)
絵のタイトルなんて、美術館や画廊が勝手に付けるものだが、
基本的に英語と仏語のタイトルも併記されているが、
日本語題がブリュンヒルド(神々の黄昏)
で、横文字は独語のゲッターデンメルンクなのは笑った。
CD−ROM「夢紡ぐ人の家」ではブリュンヒルドだけだが、
美術館の配慮が逆にハマって、神々の黄昏の仏語訳がブリュンヒルドだど誤読するアフォが存在しないように願う(藁
で、このルドンのCD−ROM、EXITが判りづらくて、
最初開いた時はキーボードでCtl+Alt+Delで強制終了させた。(藁
2回目で下の方にカーソル持ってくれば、EXIT出来ると気付いたが、
正常終了するとスタッフロールがいちいち表示されるのがうっとおしい。
強制終了推奨ソフトなのだな。
閉じる時は強制終了でいいが、開くときのアニメーションがパス出来ないのは、
困ったもんだ。アニメ表示なんて1回見れば充分やんけ!
戦闘アニメがパス出来ない、出来の悪いスーパーロボット大戦を連想してしまったぞ。
SRW以外にも無理矢理アニメを見せたがるゲームは多々あるだろうが…。
目次で何もしないと、笑う蜘蛛がひょこひょこ這いずり出てくるのは、
楽しいと言うか、夜中にPCの電源しか入れてないときょわいぞ。

●絶対の探求
美術館に展示されていたが、CDには入ってない。
んな、馬鹿な!多分作品名が違うのだろう。
シュールレアリズムムーブメント以前に、幻想的な怪物絵を描いたルドンなので、
時代性の評価が高いざんすな。

ゴーギャンの肖像
操作性悪いのでCDで確認してないが、
ルドンはポール・ゴーギャンと親しかったそうです。
ゴーギャンへの追悼絵だったかな。
で、ゴーギャンにもルドンへのオマージュがあるが、
ヴィンセント・ヴァン・ゴッホフィンセント・ファン・ゴッホの表記が正確かも知れないが、力抜けるので、当HPでは濁音主義とします)
のヒマワリのオマージュに見えて、ルドン的な
眼球怪物花も後ろの方に咲いているのが面白い。
画家同士の交流も考えながら絵を見る必要があると思いました。
心を癒されたいから、絵を見るのであって、
パズル的な楽しみは二の次ですがね。