『潤一』 井上荒野 新潮文庫

潤一 (新潮文庫)

潤一 (新潮文庫)

フツーの恋愛小説。

ませた女子中学生でも書けるような知的レベルの低さ。

純文学としてもエンタメとしてもセールスポイントが見つからない。

ライノベというか、少女漫画以下の作品。

これよりは、山下和美の「不思議な少年」や、

惣領冬実の「Es」の方がレベルが高い。

井上荒野井上靖の娘だという情報もあるが、

ガセネタだったようでw

伊月潤一という生まれながらのスケコマシが

14歳から62歳の女性と関係する話だが、

セ○○スするのは20代から40代のみで、

いたってフツー。

62歳の婆様ともセ○○スしたら文学的な傑作になったろうに、

何も考えずに適当に書いたとしか思えない平凡作である。

桜庭一樹の『荒野』よりは井上荒野の方が価値があるかもしれないが、

井上荒野の『潤一』より伊藤潤一の方が価値があるよなw