『虹の解体―いかにして科学は驚異への扉を開いたか』 リチャード・ドーキンス 早川書房

どの本でもグールド批判があるのがドーキンスだが、これは酷い。グールドを疑似科学者、文が巧いだけのサイエンスライターとコケおろしています。

まともな進化論学者はグールドの説なんか支持しないが、進化論全面否定の聖書原理主義者とグールドは戦ってくれるので、一応、進化論学者の仲間として、グールドを叩きのめすのは遠慮しているそうです(笑)

進化淘汰圧を受ける存在→遺伝子=ドーキンスVS個体=グールド、進化の頻度→漸進的=ドーキンスVS跳躍的+停滞的=グールドであるが、私はグールド信者である。化石証拠はグールド有利だよね。

ドーキンスは自分に有利な化石証拠が見つかっていない事を、グールド説を支持する化石の発見を差置いて、グールド説は発見されてない化石に基づいて組み立てられていると、トンデモナイ論理の摩り替えをしてます。

グールドを反証するのなら、ドーキンスに有利な発見されてない化石をドーキンスが発見してからするべきだと思うが、
ドーキンスは本物のエリートの自分の理論は証拠が無くても正しいと思い込んでるとんでもなく増長した人格障害者である。

ドーキンス量子力学も完全理解の一歩手前にいると自画自賛してます。
自分が絶対に正しいと思い込んでるムカツク文体に耐えられないので、
ドーキンスはもうポイします。

科学啓蒙書として超常現象のトリック暴きや錯覚のネタもあるが、
20世紀に書かれた本なので、今では誰でも知ってるネタが多く、
21世紀の今読む必要はありません。

ゲノム解析利己的な遺伝子論が危うくなって、
本書では協調する遺伝子論も超利己的なDNA論も出て来るのは笑った。

ドーキンスの学説は物理的な証拠に基づかない単なる解釈だからどうでもいいよな。

進化論者でありながら、生物は進化してもしなくてもOK、
それどころか、生命が発生したのは不幸な事故だと言うグールドの方がかっちょええよな。

虹の解体―いかにして科学は驚異への扉を開いたか

虹の解体―いかにして科学は驚異への扉を開いたか